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2016年09月09日20:47

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続・君の名は鑑賞

平日に友人をお誘いして2周目。
お付き合いいただいた皆様ありがとうございます。

終わった後に作品の話をしまして
初回見た後に話した方は割かし感情の共有的な考察が多く、今回は背景情報の掘り込みについての考察が多く。
理路整然としている感想が多かった印象で、こんかいの感想を元に観ればまた見え方が変わりそうだなぁ。
そしてそれらの多面的な見方のできる懐の深い作品だと実感します。

理解、共感、それらの心の動きを一瞬で両方処理できればこれ以上のことは無いけれども、人間の処理能力には限界があって、やっぱり見れる範囲には限界があると思うんですよね。
見終わった後の「他の人が見ている事」を読み解いてそこで新たな発見がある。

背景の美麗さは新海作品としてお家芸だとして、キャラクターの繊細な心情の流れ・・・これもお家芸か、今回はコメディに落としながら後半ぐっと持っていく巧さ、監督大絶賛の音楽の力
間の使い方全てが過不足なくまじりあって、どっぷりです。


観れば観るほど作品の良さに引き込まれ、そして観れば観るほど自分の創作活動とのスケール差にへこみます。

キャラにしゃべらせるのとキャラに言わせるのは違う
息遣いや間も含め音楽の調和
監督が1秒たりとも退屈させたくないって想いが本当にプロ。
ギミックも面白いなぁと素直に感動。

受動的になって初めて理解できるモノですがこれ、ゼロからどうやって想起するの?

笑い話になるけど、おっぱいを揉むっていう使い古された「男が女に興味を持つ記号」をどうしてこんな綺麗に、そしてありふれた当たり前の感情をきちんと綺麗に描けるんだろう。
なんだか・・・・どこか懐かしいキレイな乳揉みです。

ちょっと好きな物書きさんが作品を見て「全く書けなくなった」と仰っていて、本当にぴったりと更新が止まって2週間が過ぎます。
きっとその方にとっても「素敵な思い出」を受け取りすぎてしまったのでしょうね。

まるで美麗な世界に捕らわれてしまった囚人のようです。
結局、またいつも通りその檻を破って、自分が描きたい何かを表現するべくそのだだっ広い荒野に自分を解き放たれねばならないんですが、というかまたこの美麗な世界に心打たれ、足元も見ずに走り出すんでしょうけどね(苦笑)でまたコケる・・それの繰り返し。


あーーーこんな楽しいギミック満載で演出モリモリなシナリオつくりてぇ!・・・できねぇ!畜生!

こっから・・・来週ペルソナ5なんだろ・・・どうなってるんだこのラッシュ。
というかこの世の中どうなってんだ、面白いモノ素敵なもの作る人が多すぎるっつーの。

ちっとは休ませろよ、世の中さんよ!
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