★一流と二流の差は何かと言えば、私は頭脳と感覚の違いだと思うのです。(野村克也)
二流論が好きな野村克也。二流で検索すると野村克也の言葉がよくヒットする。元プロ野球選手で、南海、ヤクルト、阪神、楽天の監督を務め成功を収めた。プロ野球は実力社会だが、常に一流の選手だけがいるわけでなく、試合では二流の選手を使う場面も生じる。野村はそういう意味では一流と二流の違いを常に観察してきた立場。努力や練習と安易な差ではなく、「頭脳」そして「感覚」と表現しているところが面白い。生まれ持った才能がないと一流にはなれないということだろうか。
★二流の利口を目指すより、一流のバカを目指そう(中谷彰宏)
中谷彰宏氏は大阪出身の作家、就職活動をする大学生のバイブルといわれた『面接の達人』が有名。中途半端に二流でいるよりも、馬鹿であってもトップクラスであるほうが使い道が見つかるということだろう。
★私は人のDNAにほとんど違いはないと考えています。一流と二流を分けるものは、継続した努力以外にはありません。(丹羽宇一郎)
丹羽宇一郎は元伊藤忠商事の社長・会長。経営再建のプロとも言われ、日本郵政の取締役も勤めた。最近(2013年現在)は中国大使としての発言が有名。「努力以外にない」と言い切っている。前時代的なスポコン並みの根性論のようだが、努力しないことには一流になれないともとれる。
★一流になれる人と二流で終わる人の最大の違いは、「周りと群れるか、群れないか」の差じゃないでしょうか。一流の条件は、「他の人と違う何か突出したものを持っている」ことです。だから、周りの人間を物差しにし、自分を測ったり、周りの人と同じということで安心感を持っているような人は、一流にはなれません。(辻口博啓)
辻口博啓は石川県出身のパテシエ。「料理の鉄人」にも出演している。集団でいることで安心を得て才能をなくすより、孤独でいることで才能を得て仕事を掴むほうがいいということだろうか。確かに、一流の人は「孤高の天才」というイメージがある。相対的な才能より絶対的な才能を目指せ。クラスで一番ではなく、ある分野で秀でた才能を持てということだろう。
★仕事で一流になれる人と、二流で終わる人の違いはスイッチの切り替えじゃないですか。日本の労働環境は過酷です。電車が定時にちゃんと来る国なんて、日本ぐらいですよ。消費者としてはすごく快適だけど、働く側としてはとても大変です。だから、オンとオフの切り替えをちゃんとしていかないと、心身がもたない。(鴻上尚史)
鴻上尚史は劇作家・演出家。深夜番組でよく見かけるイメージ。二流の人は家庭やプライベートにまで仕事を引きずってしまう。確かにそうかもしれない。頑張ることが一流の証ではない、結果を出すことが大切だ。
★世間には「二流でも団結すれば一流になれる」という神話があるようだが、僕はまるで信用していない。我々のような研究開発型の商売では、二流の技術者をたとえ100人集めても、たった一人の一流にやられてしまう。(堀場雅夫)
堀場雅夫は、堀場製作所創業者として有名。学生ベンチャーの草分け的存在のひとり。研究開発の現場では、ひとりの天才がすべてを持っていく。というよりか天才が生まれやすい場なのだろう。「三人寄れば文殊の知恵」は実践では役立たないこともある。ただ、最近のメーカーの研究部門は二流しか集まっていない気がするのは気のせいだろうか。
★二流の人は失敗を恐れて行動せず、一流の人は失敗を通じて学習する(スティーブ・シーボルト)
スティーブ・シーボルトはアメリカの経営コンサルタントで、『一流の人に学ぶ 自分の磨き方』の著者。自己啓発本を良く出している。この人の一流二流論はたくさんあるので、下に記す。
★作者不明
二流の人は「出来ない」と思い込み、一流の人は「出来る」と考える。
二流の人は恐怖の前に屈服し、一流の人は勇気を奮い立たせる。
二流の人は努力せずに楽をしようと考え、一流の人は努力することを楽しもうと考える。
二流の人は娯楽に意欲を燃やし、一流の人は仕事に情熱を燃やす。
二流の人は逆境を苦にして挫折し、一流の人は逆境を糧にして成長する。
二流の人は短期の快楽を追及し、一流の人は長期の成功を追及する。
二流の人は恩恵を当然のことと思い、一流の人は恩恵に感謝の気持ちを抱く。
二流の人はプライドを守るために傲慢に振る舞い、一流の人は奉仕の精神を発揮して謙虚に振る舞う。
二流の人は見栄や世間体を気にし、一流の人は良心に従って行動する。
二流の人はすぐにあきらめて挫折し、一流の人は忍耐強さを発揮して成功する。
二流の人は恐怖と欠乏にさいなまれ、一流の人は愛と豊かさを意識する。
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