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2016年09月03日19:50

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名曲喫茶オーケン ゲスト三柴理 後編

※筋肉少女帯「再結成10周年記念パーフェクトベスト+2」発売SP 阿佐ヶ谷編・名曲喫茶オーケン あの人の好きな名曲をみんなで知ろう!今回はエディー氏が!!の後編です。前編は一つ前に戻れば読めます。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955235888&owner_id=429476 (前編)

・SNEW ハイウェイスター
SNEWというロシアのバンド(だったかな?)がハイウェイスターをカヴァーしてるモノなのだが、ギターを、何故かアラン・ホールズワースが弾いていて、そこだけ特出して変だと。この人、フュージョンの人・・よね?だからかな?それ以外は、ちょっと言語が訛ってる程度で、ちゃんとカヴァーしてるのに、何故、ギタリストにアランを持って来たんだ?と三柴氏。大槻氏「ビートイットにヴァン・ヘイレンがギターを弾いてるみたいに、特別感が出したかったのでは?」と。

因みに、橘高氏は、アラン・ホールズワースのようには弾けないらしく、悔しいのか「俺はアラン・ホールズワースは絶対聴かない!!」と言っていると。激テクだと、弾けないのが悔しいのかな?
因みに。三柴氏は「アナタのピアノは難しくて弾けません。」と言われてショックだったと。なので、新曲の人から箱男は、速弾きではなく、誰でも弾けるような、穏やかな音階(?)で、弾いたそうな。大槻氏「え?!そうだったの?」 三柴氏「うん。ほら、いつもは、音が詰まって入ってるでしょ?これは、そうなってない。」 大槻氏「でも、エディのピアノは、他の人じゃ弾けないって言うのがポイントの一つでもあるよ。」 三柴氏「うん、そうなんだけど、俺はそう思って弾いてなかったから。」 何でも、再結成直後のコンサート(かな?)で、秦野氏がサポートでキーボードを弾いていたらしいのだが、1度会った時、秦野氏がベロベロに酔って、三柴氏に「アンタのピアノは弾けねえんだよ!」とブチ切れられたと。三柴氏「練習すれば弾けますよ。」と答えたら、秦野氏は「俺は練習大嫌いなんだよ!」と更にブチ切れられ、三柴氏「俺、怖くなって帰って来たんだケド・・・・(苦笑)。」 秦野氏、「(ピアノアレンジ)三柴かぁ〜。」と引く前に言ってから弾きだしたとか。

そもそも、筋少のピアノは、「何処に入れんの?」って言う中にピアノを入れていると。大槻氏「みっちみちに音が入ってたりするもんね。」 曲の隙間に綺麗にピアノの音が入っている時があるが、あれは、そもそも、そこに音が入ってない状態のことろに入れているのだそうな。

・カニバリの悲しみ ベレー・ニモ 
これは、マンボ。ラテンの曲。悲しみって言ってるのに、全然悲しげじゃないと三柴氏。三柴氏はポップスでも何でも、聴く曲は、全部楽譜となって頭の中に浮かぶので、うっとおしくて仕方ないらしい。大槻氏「その感覚が俺には分からないの。例えば、ポップスがかかっていて『男と女が〜』うるせえな!みたいなのはあるけど、そういう感じじゃないんでしょ?」 それとは違って、全部♪(音符)で見えちゃうらしい。三柴氏「小さい頃からピアノやってる人はそういう人多いよ。」(私、小さい頃からピアノやってますが、そうなりません(^_^;)) 絶対音感の人に近いのかな?雨音も全部ドレミで聴こえちゃうってやつ。
でも。この曲のトランペットの部分は、三柴氏は全く音符が浮かんでこなかったんだそうな。三柴氏「どうやって吹いてるか分からないの。そこが凄いの。」 で、筋少のララミーのペットの部分は、こういう風にして!とスペクトラムズの今野氏に頼んでアレンジして貰ったんだそうな。これ、大槻氏、初めて知ったらしい。三柴氏「俺には楽譜に起こせないから、アレンジしてって頼んで。」 で、してもらったは良いが、今度はそれをシンセで再現しようにも出来なかったと。なので、ライブで出来ない。ただ、唯一、三柴氏が抜ける時にやった青年館でのコンサートで、凄腕のシンセのアレンジャー(名前失念)を呼んで再現出来たと。大槻氏、これまた初めて知った事実だったらしく、「あぁ!だから、2人キーボードの人いたんだ!ずっと、何で2人もキーボードいるんだろう?エディいづらいのかな?って思ってた。」 三柴氏「(笑)違うよ。」

大槻氏、ララミーの歌詞を完全に忘れる(笑)。「何とか〜かんとか〜。埋めてやる〜♪」

・モービット・アナル・フォッグ(かな?) 曲名何だっけかな?ジャンルはブラックメタル。でも、映像が変。三柴氏「ほら、大槻君、『ブラックメタルの人って怖いんだよ。本当に人殺しちゃったり、教会に火をつけちゃったりするんだよ』って言うでしょ?でも、これは優しい感じなの。俺は凄いんだぞって言うのをアピールするのに、生ベーコン食べたりするの。犯罪も、犬を攫ったり、ぶらんこ乗ってる映像が出たり・・・。」 大槻氏「見ようよ。エディが最初に全部ネタバレしちゃってるよ。」

本当に、三柴氏の説明通りだった。ブラックメタルなので、アンチクライシスっぽく、逆さの十字架や、血を体に塗るって言うシーンもあるにはあるが、女の子の犬(女の子にモザイクかかってたから、おそらく一般の人)を車に連れ込んで攫おうとしたり、メンバーが楽しげにブランコ乗ってる映像があったり何か変。

三柴氏「あれ、食べてたの、ちゃんと焼いてあるベーコンだったね。大きい画面で見たら分かった。椅子に置いてあったのは生ベーコンだったけど。何だよ。生ベーコン食べてて凄いなって思ったのに。」(そこ?そこを凄いと思ったの?・笑) 大槻氏は、VTRがケネス・アンガーの実験映画みたいだったと。結構気に入った様子。大槻氏「途中出て来たモデルのお姉さんはちゃんとしてたね。あそこにお金使っちゃったのかな?でも、あのお姉さん、寧ろ必要なかったね。」 三柴氏「あの女の子はたまたま公園にいた女の子だよね?モザイクかかってたし。」 大槻氏「犬を貸してもらうんで、俺たち怖くないですよ〜って女の子へのアピールでブランコ乗ってたんじゃない?」 三柴氏「あ!プライベートの部分をもったいないから使ったんだ。」

このバンド名。アナル・フォッグで、臭いおならみたいで面白くない?という三柴氏に、大槻氏「いやぁ〜・・・。そこは俺、護身術の体験みたいに、(両手を前に出し)いやいやいや・・・ってなる。」と。アナル・カント(肛門と女性器の意味)というバンドもあり、それは橘高氏(かな?)が教えてくれたらしいのだが、それは三柴氏も「頂けないよね。」と思ったと。

で、このブラックメタルは、アンチクライストでも何でもなくて、実はお坊ちゃんがメイクしてやってるだけなんじゃないか?と。実は良い人説浮上。

ブラックメタル(になるのか?)で、豚の鳴き声がずっと入ってる曲をNARASAKI氏がずっと楽屋でかけていて、有松氏が嫌になって、楽屋から出て行った・・という話も可笑しかった。三柴氏「アーリーは本当に出て行っちゃうんだよね。」 NARASAKI氏は、そんな変なCDを良く探してくるらしく、スローメタルと言って、ゆ〜〜〜っくりなメタルの曲も持って来たと。ドラムがグワァ〜〜〜〜ンとゆっくり鳴る。ちっとも面白くない。でも、NARASAKI氏は「もう、やめて。」というと、余計かけるんだそうな。

・ノルドアン・ルーベル(かな?) 北欧のメタル。三柴氏は北欧メタルが好きらしい。これはノルウェーのバンドらしく、向こうのロシア民謡を、メタルにアレンジして唄っていると。

MVは、明るくロシア民謡を歌っているが、地下に入るとメタルでおどろおどろしく唄うというもの。大槻氏はピンと来なかったらしく「?」って感じだった。大槻氏「これはライブもそうなの?最初楽しい部分があって、メタルになるの?」 三柴氏「流石に俺もライブには行ったコトはないから・・・。」これは、日本で言ったら人間椅子だよと。三柴氏「日本の民謡をメタルにしたのが人間椅子でしょ?」 大槻氏「え?!じゃあ、外国の人が人間椅子を見たらそう思うの?」 三柴氏「(テンションが上がって)そうだよ!俺がアメリカ人だったら、人間椅子を見て、民謡をロックにしたって思うよ!」

三柴氏は、まだ共産圏の頃のハンガリーに旅行に行ったのだが。北欧の純粋メタルが面白いのに、ヴァンヘイレンを意識して作ってるのがあったりして、最初そういうCDを買ってしまい「そうじゃねえんだよ!」と思ったと。「北欧のままなのが面白いのに!」と。
大槻氏。昔、ニューロティカのあっちゃんと、水戸氏と、大槻氏で、青梅の酒蔵に取材に行った。その時、そこの店主に「うちの息子が音楽をやっているのですが、音楽で食べていけますか?」と相談を受けた。大槻氏は「僕は、音楽の他にも色々やって、そこそこ食べていけますけど。ジャンルは何をやってるんですか?」と訊いたら、店主「北欧メタルをやってます。」と。大槻氏、「北欧メタル?!まず、ここ北欧じゃねえし!」と思ったらしい。なので、「日本では、北欧メタルでは、まず食えません。」と言っておいたと。

・ポップ・グループ(てか、マーク・スチュワート) 曲は何だっけ?
三柴氏「豊洲の時、大槻君、声が出るようになって、♪ボヨヨ〜ンって叫んだでしょ?凄く綺麗で、艶っぽいボヨヨン。あれ。」 あの唄い方のような歌手が、マーク・スチュワートだと。

大槻氏と三柴氏の出会い。屋根裏(ライブハウス)で2人は出会う。まだお互い18歳くらい。客席にいた三柴氏。突如、綺麗なシャウトを叫び、客席の後ろから走ってきた少年。真っ黒で、体中に白い包帯を巻いていた。これが大槻氏。三柴氏は、これに痺れてしまったらしい。三柴氏「凄く綺麗なシャウトなのに、普通に唄ったところ、全部音が外れてて。」(ごめん、私大爆笑) しかも、大槻氏は叫びつつ、客席から踊りながら出て来たと。まず、通常舞台上にいるバンドメンバーが客席にいると、ヒヤっとすると(これ、そうだよね。怖いんだ)。しかも、シャウトは艶があって綺麗。三柴氏「それを見て、凄いなって。日本のマーク・スチュワートがいる!って思ったの。」 大槻氏、誉められてガチで照れる(可愛い)。これで三柴氏は痺れてしまい、筋肉少女帯のコトを調べて友達と見に行ったと。その時、友達に「このバンド凄いんだよ、ボーカルが包帯巻いて踊りながら出て来るんだよ。」と言った。しかし、出て来た大槻氏は、股間に詰め物をして、“膀胱が腫れちゃった人”として登場(私、爆笑)。三柴氏「友達に、『三柴、包帯でもないし、踊りもしないじゃん』って言われて。おかしいな?この人、毎回キャラ変えてくるのかな?って思った。」 当の大槻氏、全く覚えておらず、「膀胱が・・・腫れちゃった・・人?」 三柴氏「膀胱だか、陰嚢だかが腫れちゃった人。で、急に『イテテテテ』とか言いだすの。かなりシュールなコトしてた。」 大槻氏「シュールなコトはしてたケド・・・膀胱?」

因みに、三柴氏がやっていた、新東京正義乃士は、やる前に「次の曲は○○で〜」と、説明してから入るようなバンドだった為、ボーカリストが急に「イテテテテ」と言って、普通〜に曲が始まるバンドは衝撃的だったらしい(それは、今やっても衝撃的です・笑)。

ポップ・グループのVTRを見る。確かに、歌唱方法・・シャウトのところはマークと大槻氏に似てるかも知れない。でも、シャウトの質は、おそらく、大槻氏の方が色気が強い。大槻氏は妙〜な色気があるんだよね。エロく見えるんだ。ポップ・グループ。大槻氏はかなり気に入ったらしく、音楽を止めようとしたら、「もう少し聴かせて。」と言って、全部聴いてました。

ポップ・グループは2010年に再結成。三柴氏は再結成ライブに行ったのだったか、CD聴いたのか。とにかく、歌を聴いてみた。大槻氏「で、マーク・スチュワートはそのままの音域で、唄えていたの?」 三柴氏「残念ながら、君のような艶っぽい綺麗なボヨヨーンではなかった。ただのオンチになってた。」(笑いながら、「酷い!」と声に出して言ってしまった私) 三柴氏「でも、俺は懐かしかったし、それはそれで別に良いの。」

因みに。筋少を知った後。空手バカボンで、ベーシスト内田氏のところが『ハヤブサのユウ』となっていた為、三柴氏は、内田氏は裏バンで、本当に1番怖いのが内田氏なんだと思っていたらしい。大槻氏「(笑)あれは、そういう設定だったの。裏バンの設定でやろうって。内田が知らないところで、こっちで勝手に“ハヤブサのユウ”って付けたの。」

三柴氏は、大槻氏の艶っぽいシャウトが本当に好きなようだった。大槻氏は「昔は、あの音域(声)で全部唄ってたんだもんね。」と言っていた。あと、三柴氏、「でも、普通に唄うと全部音が外れてる。」って何回も言ってて、それも何かツボ!シャウト以外、音程が全部外れてると。

・ムスリム・マゴマイフ 悪魔の観覧車 ジャンルはロシアポップス。
三柴氏「ロシアポップスです。昔はロシアのポップスはオペラの人が唄ってたの。僕は本当は、こうなりたかった・・って言うのを見て下さい。」

最初、男女で、くるくる回って踊っているのだが、悪魔の恰好(というか、ドラキュラだよね、あれ)をしたムスリム氏が、高らかに唄いだす。ムスリム氏が合図すると、後ろの観覧車も周りだす。
ムスリム氏の顔がくるくる回るイメージが入るのだが、それは、ロシアンルーレットマイライフの元ネタ

大槻氏は「恰好良い」と高評価。でも、途中出てくる、男女のダンスは何だろう?と。三柴氏「ちゃんと、彼が合図すると、観覧車が回るんだよ(笑)。」 三柴氏「俺はピアニストになっちゃたけど、本当は、こうなりたかったの。」(良く分からないよ、三柴さん・・・(^_^;))

三柴氏の音楽歴。クラシック(18歳くらいまで、クラシックしか聴いてこなかった)→クリスチャン系の学校に行ったので、讃美歌→ロシア民謡→ロシアポップス→北欧メタル 所謂歌謡曲を通って来なかった。大槻氏「だから、エディの作る曲は変わってるんだね。こんなロックないよ!って言うのを作って来る。」
三柴氏の曲は詩をつけるのが大変らしい。本城氏の曲は、すんなり歌詞が浮かぶ。でも、三柴氏のは「う〜ん・・・」と考えひねり出さねばならない。「ハンマーはトントンとかあれ何?何であそこで終わっちゃうの?13歳の刺客とか、あんなロック普通はないからね。」(大槻氏も三柴氏も間違えて13人の刺客ってずっと言ってたな) ゼルダ・フィッツジェラルドは、「もう少しサビを伸ばして」って言って、サビを付け足したらしい。三柴氏曰く「俺は歌曲が元だから、歌曲を書いてるの。歌曲の歌詞が乗ってるイメージ。」と。

筋少の何の曲だったかな?三柴氏がずっと「ズッチャズッチャズッチャ♪(ロシア民謡っぽいリズム)」みたいなの入れてって言って、本城氏が困って「ふ〜ん・・・」という感じで、聞いてるんだか、聞いてないんだかみたいなのがあり、でも、結果、その案は採用されたってのがあったな。三柴氏「俺、メンバーでもないのに(笑)。」

大槻氏「1つ分かったコトがある。俺以外のメンバーは皆音楽のコト知ってるのに、俺は音楽のコトを何も知らないね。」 三柴氏は笑っていた。三柴氏に言わせれば、それが大槻氏の良さなのでしょう。因みに三柴氏は、国立音大卒よね?名門ですな。

告知。三柴氏は、和泉元彌氏主演の映画の音楽を担当していて、映画自体は来年公開なのだが、その試写みたいなのが、9月と10月にあるらしく、舞台挨拶に出ると。大槻氏「コンサートと被ってない?」 三柴氏「大丈夫。だって、23日は、リハあるからって言ってあって、そっち行かないから。」 あと、サンダーユーのライブが1月にあるらしい。

内田さんがテクノに目覚めたので、三柴氏、色んなテクノのCD貸してるって言ってた記憶が。

三柴氏は解説上手いですね。凄く分かりやすかった。現代音楽のところは本当はもっと長く喋っていたよ。あと、まさか、三柴氏は本当はロシアポップス歌手になりたかったとは思わなかった!でも、ドラキュラの恰好は、三柴氏似合うかも知れない。(大槻氏はきっと、ドラキュラは似合いすぎて笑うと思うが。)

あと、三柴氏はずっと誰かに似てると思っていたのだが、私のピアノの男先生(夫婦でピアノの先生だったので、奥さんの方を女先生と呼んでた)に似ているんだ・・と気付いた。
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