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2016年08月28日17:01

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今週の一枚

オリンピックも終わり、テレビも普通のプログラムに戻って実につまらない(24時間テレビとかさ…)。そんなに入れ込んで見ていたわけではないが、特に体操なんかは同じ人間でなんでこんなに高く跳べたりくるくる回れたりするんだと感心する他ない。神経の出来とか伝達回路とか、よくわからないけど同じ人間のように見えて体の構造が全然違うんだろうなとは思う。

でも人間にしてみれば信じられないような存在のオリンピック選手でも、地球上の生物と比較してみたら、たかが人間の身体能力なんてほとんど笑っちゃうようなものなのだろうなとも思う。僕の職場周辺には猫が多くて、近くの家で猫好きのおじいさんがいるからなのだが、食堂の残飯目当てに敷地内をしょっちゅうウロついている。この猫どもを見ていて、少なくても3メートル以上はある石垣を、特に助走するわけでもなくヒョイヒョイと駆け上ったりする姿を目にすると、こいつらの身体能力に比べれば、人間のオリンピックなんか幼稚園児の運動会みたいなもんなんだろうなと思ったりする。

なんて思っていたこの頃、職場に出社してみると門の扉の上に何やら固まっている猫を発見。どうやら門の上を歩いているうちに前に進めなくなってしまい、かといって後ろに退くこともできなくなってしまって立ち往生してしまったらしい。「なんだオメー、にっちもさっちもいかねーのか」と声をかけるとシャーッと威嚇するも、やはり動けずなんとも情けない姿。「フッフッフ、助けてやってもいいが、お前の恥ずかしい写真を撮らせてもらうぜ」と、カシャッと撮ったのが上の写真です。よっこらしょと下ろしてやったが、いかにも屈辱的〜という顔をして去っていきました。

もうちょっと運動神経が良かったら俺の少年時代ももうちょっと楽しかったんだろうなと、今さらながら思ったりしています。

今週の映画は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(監督:アダム・マッケイ/出演:クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、スティーブ・カレル、ブラッド・ピット)を観ました。リーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人の男たちの実話を描く…。

ラストに流れるゼップの"WHEN THE LEVEE BREAKS"といい、村上春樹の「1Q84」からの引用といい、まさに僕好み。ところどころに挟まれる、金融用語の解説?とかの軽い演出が実に面白い。一番頭がいいはずの人間達のバカさ加減、狡猾さが実に皮肉っぽく、結局つけを払わされるのが一番弱い立場の人間たちという憤りもきちんと描かれている。金融界を描く映画としては「ウォール街」以来の名画といっていいのではないか。
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