人の目を気にしてしまうのは何故か？

人の目を気にしてしまうのは何故か？

周囲の目を気にしすぎてしまう方、結構多いと思います。
多少なりとも気にしてしまうのは仕方のない事だと思いますが、
人によっては「周囲の人間の反応を見て」皆と一緒の意見や反応にした方が波風たたないだろうから「周囲の人間と同じ反応、同じ選択、同じ意見」にするのが「協調性」だと思っている方もいらっしゃます。

確かにある程度までならば、そういった協調は必要です。
ですが、絶対というわけではありません。

周囲の目や相手の反応を気にしすぎるのは、はっきり言って精神的に疲れます。
また自分自身の考えがあり、意見がその他大勢と違ったものだったからと言って、周りに無理に合わせて自分の考えを自ら否定し、呑み込んでしまうのは、自分の可能性を自分で押しつぶしてしまっているのと同じことです。

何故、人の目を気にしてしまうのでしょうか？
自分の姿や態度を見た相手の反応を伺っているからだと思われます。
他人にこう思われているという「固定概念」や、他人にはよく思われたいという「気持ち」これらが人の目を必要以上に気にしてしまう原因でもあります。
まずは自分の固定概念や原因などを探してみましょう。
思い当たるものを１つ１つ紙に書き出してみるといいかもしれません。

他人の目を気にしてしまいがちな方達に共通する特徴は『自尊心が低いこと』や『感受性が高いこと』です。自尊心が低い、つまりは自分に自信がないということで、自尊心が高い自分に自信のある人ほど人の目を気にしない傾向にあります。
自尊心が低い人は、自分に自信がないせいか、他人の言動や行動に流されてしまいがち。
またもう１つの原因である感受性が高いというのは、周囲を察知する能力が高いということで、一見気配りのできる人の様に見えて良いと思うかもしれませんが、「気を配る」というのも人の目や周囲の雰囲気を気にしてしまうということでもあります。
つまり「自尊心の低さ」「感受性の高さ」も周りの目を気にしてしまう原因なんです。

人の目を気にしないようになる為には、それが自分の思い込みであることに気づく事。
周りの目を気にしてしまうのは、大抵の場合自分の思い込みが原因だったりします。
他人に自分がどう思われているのか、自分で勝手に想像してそう思い込むから、人の目を常に気にするようになってしまうのです。

道を歩いている時にすれ違う見知らぬ通行人の容姿や服装、雰囲気を、皆さんは覚えていますか？
ただすれ違っただけなのですから、細かく覚えている人なんてほぼいないでしょう。
それは自分の「知らない人間」に対して興味がないからです。
これはどのような人にも共通していることです。
『人は興味のある人や物以外は気にしない』のです。
このことに気づき理解しない限りは、他人の目を必要以上に気にしてしまうでしょう。

人間というのは、皆さんが思っている程『周りは気にしていない』ので、こちらも周りを気にせず、気楽に過ごせば良いのです。
（参考：周囲の目を気にする原因、人の目を気にしない克服方法等、其の他本やサイト様等）
（画像：Ｙａｈｏｏより）