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2016年08月19日19:06

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瀬戸内国際芸術祭２０１６夏in犬島。

今回は豊島経由で犬島と思いましたが、高松港から豊島、豊島から犬島航路の連結具合が悪く、時間的にロスが多い事が判明。
三年前と同じく四国フェリーに車を乗せて宇野港に渡り、車で宝伝港まで行って犬島に渡ることにします。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1908712108&owner_id=10363401

高松港の四国フェリー宇野航路に車で到着。
軽自動車往復平日価格４６１０円。（土日祝日だと価格はさらに５００円ほど安くなります。）
８時１５分出発。

約一時間で宇野港に着岸です。

春開催でほぼ宇野港作品はまわりましたが、夏会期の新作があるとのことで寄ってみました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1951720290&owner_id=10363401
作品ナンバー１８５　山下拓也作「士官BigMac▷破滅喘鳴▷『弱弱様Ⅱ』『遅延龍 ❷』〆」（パスポート無しは有料３００円）。
【展示空間と格闘しながら作品づくりを行ってきた作者は、今回宇野の町中の現在は使われなくなった建物と格闘する。壁を切り抜き、貼り合わせ、居場所を失ったキャラクターを出現させる。特異なモチーフ、制作方法によってゲーム性のある禍々しい世界観を提示する。】
ダンボールで作られた刺激的な図柄が目を引きます。中は撮影不可。

では、いよいよここから国道２号線やブルーラインを通り約４０㎞先の宝伝港にレッツゴー。
１０時４０分到着。市営駐車場（１回５００円）に停めて宝伝港に徒歩で向かいます。

道中の港に停まっている船舶をアートフィルターのラフモノクロームで撮ると雰囲気出ますね！

宝伝港にてパンフレットと３００円を支払って舟券ＧＥＴ。１１時出港。

１０分ほどで犬島です。チケットセンターと煙突が目立ちますね～。

今回はパスポートを持っているので犬島精練所美術館のチケットを買う必要はないのですが、併設しているカフェで腹ごしらえのため犬島チケットセンターに寄ります。

注文はたこ飯セット（１２３０円税込）でドリンクはアイスコーヒーをチョイス。島民スタッフ考案のタコの炊き込みご飯です。
さらに冷たい犬島ぜんざい（６２０円税込）もデザートでいただきました(笑)
カボチャと素麺が入った昔ながらのものでいい感じ。

カフェからの眺め。

そしてここには夏開催新作の作品があります。
作品ナンバー１２７　高橋啓祐作「The Fictional Island」（シーサイド犬島ギャラリー内　無料）。
【床に敷き詰められた白砂などに映像を投影するインスタレーション。映像は、犬島をはじめ瀬戸内の島々の歴史や文化などに想を得て制作。空間全体を島や海の縮図として、島国日本をミニチュア化したイメージに見立てる。】
光が広がって島になっていく様は圧巻。中は撮影不可。

さあ、本格的に作品巡りと参ります。
三年前同様、犬島精練所から！
ロゴはアートフィルターヴィンテージで撮影。

迷路のようなカラミ煉瓦の壁は相変わらず味わい深いです。

作品ナンバー１２８　柳幸典作「犬島精錬所美術館」（パスポート無しは2,060円 | ※犬島精錬所美術館、シーサイド犬島ギャラリーと共通）。
【近代化産業遺産である銅製錬所の遺構を美術館として再生。三分一博志の建築と柳幸典の作品で構成される。犬島産の石やカラミレンガを使った空間の中で、三島由紀夫をモチーフとしたアート作品が鑑賞できる。】
前も見ましたが、特に三島由紀夫の家を再現した美術作品に注目。昔ながらの空調的な造りの説明も興味深いです。中は撮影不可。

次は島に点在する家プロジェクトや野外展示中心の作品群をまわりますが、その前にアートフィルターラフモノクローム撮影での島の風景を少しばかり取り上げます。

島の懐かしい風景はモノクロがとてもマッチするように思いました。

作品ナンバー１２０　名和晃平作「F邸/Biota (Fauna/Flora)」（パスポート無しは2,060円 | ※犬島精錬所美術館、シーサイド犬島ギャラリーと共通）。
【神社に隣接する民家を解体し、使える部材を利用してリノベーション。このギャラリーで、名和は前回、立体作品《Biota（Fauna／Flora）》を発表。そのうち、Fauna（動物相）は3年の時を経て、成長する。今後、長期的に新しい命の変化を見せる。】
前回とほぼ同じで代わり映えなしかな？中は撮影不可。

少し歩くと野外に作品ナンバー１２５　淺井裕介作「石職人の家跡/太古の声を聴くように、昨日の声を聴く」（野外展示作品　無料）。
【ゴム素材を地面に焼き付ける手法で動物や植物、船などを描いた作品。今回の芸術祭に合わせて、絵が敷地内から飛び出すように再び成長を始める。】
前回と同じですね～。

作品ナンバー１２３　荒神明香作「S邸/コンタクトレンズ」（野外展示作品　無料）。
【透明アクリルの壁が連なるギャラリーに、大きさや焦点が異なる無数の円形レンズで構成された作品を設置。周囲の木や家の軒先、歩く人々など集落の風景がさまざまな形や大きさで映し出される。】
前回と同じ。

作品ナンバー１２１　荒神明香作「A邸/リフレクトゥ」（野外展示作品　無料）。
【円形で透明アクリルのA邸は、中に入ると作品と外の風景が眺められる。このギャラリーに、華やかな色の造花の花びらを上下対称に貼り合わせた作品を展示。空や山、周囲の民家などの光景との連続性が感じられる。】
前回と同じ。

作品ナンバー１２６　妹島和世作「中の谷東屋」（野外展示作品　無料）。
【アートと島巡りの休憩所として多くの人から親しまれている《中の谷東屋》。鏡面仕上げの円形の屋根は、空や周囲の光景を映し出す。SANAAがデザインを手がけた“ラビットチェア”に座って声や音を発すると、こだまのように美しく反響し、新鮮な体験ができる。】
前回と同じ。

作品ナンバー１２４　下平千夏作「C邸/エーテル」（パスポート無しは2,060円 | ※犬島精錬所美術館、シーサイド犬島ギャラリーと共通）。
【瀬戸内海を望む坂道に位置するC邸は、築200年の建物を改修したギャラリー。この広い空間に水糸（建築工事などの際に水平線を示す目的で用いる糸）を縦横無尽に張り巡らせるインスタレーション。光の線のような強い発色の水糸が島とアート、鑑賞者をつなぐ。】
水糸がハンモックのように美しく紡がれて座ることもできます。中は撮影不可。

最後は作品ナンバー１２２　オラファー・エリアソン作「I邸/Self-loop」（パスポート無しは2,060円 | ※犬島精錬所美術館、シーサイド犬島ギャラリーと共通）。
【向かい合う3つの鏡で構成された作品。中央に立ち、それぞれの鏡をのぞき込むと、映し出された風景と鑑賞者自身が無限にループし、時間と空間の奥行きをもたらす。】
作品そのものもそうですが、庭も綺麗。中は撮影不可。