今日も暑い中、チラシ配布の仕事をした。
三日連続で炎天下でも仕事はきついとしか言いようがない。でも、やらなければならいのである。
同じ配布員に暑さに耐えられず、ペットショップの飲み物を四本も飲んでいる人がいるくらいである。この暑さがいかにとんでもないのを物語っている。
ちなみに、彼は水分をたくさん吸収しただけにトレイに行く回数が多いというおまけがついたが。
一方、オイラは水分を過剰に取るということはなかったが、やはり暑さには負けてしまっている。今すぐにでも氷水を頭からかけてもらいたいぐらいである。
そう思っている時である。別の配布員が水を霧吹きでかけている光景を見るのであった。見ていたら彼はオイラにもかけてくれたのであった。
それがとても気持ち良かった。霧状でかかるだけに冷たい水はいい感じで肌に当たるのである。
オイラも彼のマネをしようと決め、お昼休みに霧吹きを買うのであった。
早速、休み明けに霧吹きに水を入れ、顔にかけるのであった。
当然、気持ち良さを感じた。
これで、冷たい物を飲む以外で、暑さから逃れられる方法を見つけられたと喜ぶのであった。
ところがである。
しばらく霧吹きをお日様に当ててしまったので、中の水が温かくなったのである。これで気持ち良さを感じることができなくなったと悔しい気持ちになった。
でも、入れた水がもったいないので、かけてみた。
すると、お湯のシャワーに当たっているみたいで、これはこれで気持ちいいのである。日に当たっていたことで心地よい温かさになっていたようである。
ケガから出た巧妙とはこのことである。
仕事が終わるまで、温かくなった水を体にかけるのであった。
とてもいい兵器を見つけた。
けれども、正直、気休めである。でも、それでも一瞬とはいえ、気持ち良く、暑さに耐える方法を見つけたのである。
そう思えば、霧吹きもとてつもない秘密兵器である。
この夏はこの秘密兵器で過ごそうと決めたのであった。
でも、できれば中は冷たい水のままであって欲しい。
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