食べたい物が出てきた昼

今日の天気は雨が降る可能性があるという予報であった。
　用心のために合羽も持って仕事場に向かう。
　その途中、雨に遭遇してしまう。
　小雨であったが降り方に激しさがあった。でも、それほどの雨ではないので合羽を着ないでそのまま仕事場に向かうのであった。
　そして、結局、本格的な降りにはならなかった。


　今朝は回収の担当をしている会社が、週末の夜に宴会か何かを会社でやったので、大量のゴミが出ていた。
　そのため、いつもよりも時間がかかってしまい、とても面倒くさい仕事となってしまった。
　本音を申せば、こうゆう宴会系のごみは会社側で処理をしてくれと願いたいところであるが、言ったところでどうにでもなるわけではないので、心の中で思うだけにした。

　朝からそんな重労働をしたので、その後はいつも以上の疲れを感じていた。
　しかも、ゴミ置き場に置かれているゴミの整理も仕事の一つなので、それもするのであった。
　それがさらに疲れを強くしてくれたので、ゴミ置き場の整理が終わった後、事務室に戻り休憩をするのであった。
　しばらく、ぐったりとするのであった。
　そうしているうちに、むしょうにカレーライスが食べたくなった。
　お昼をカレーライスにしたいのだが、近くにカレーライスを売っている店はなく、コンビニで売っているものを食べたいと思わなかったので、カレーライスを諦めるのであった。

　ところがである。
　昼を買いに近くの弁当屋に行ったら日替わりのメニューの中に、今日はカレーライスがあった。
　迷いなくカレーライスを買うのであった。
　喜びながら食べたのは当然であった。
　しかし、カレーライスを食べたいと思っていたら、昼にカレーライスを食べることができたなんて、これだけで今日はいい一日だと感じるのであった。