mixiユーザー(id:2414896)

2016年07月31日00:21

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文月18句

文月18句です。

わが胸を啼け老鶯よ幾声も
長雨の木場の食堂くじらおか
長雨の木場の座敷の夏句会
鳥の群形次々変わる青嵐
秋空に小箱哀しき観覧車
声掛かりお酌振り向く夏化粧
朝刊に選挙の結果胡瓜咲く
少女老ひ易し捧げよう十本の薔薇を
雨乞いの常ならぬ人舞い踊り
浮橋を渡る涼しき道に入る
つつしまき名も橘や小島埼
黒髪の解けて寝た夜の徒枕
雪降るやしんと更けたる鐘の声
白布の縮は肌のどこ透ける
縁台の待ったをかける遠花火
ほうたるの思ひ焦がれてどこへかへ
ガラス戸に写すねぶたの鐘馗様
妖怪や百鬼夜行の灯篭絵
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