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2016年07月14日10:55

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「魂との対話」(真に進化した人間は愛にあふれている)

ゲーリー・ズーカフ「魂との対話」は、全米で300万部を超えた驚異的なロング・ベストセラーです。私たちは、なぜ生きているのか?魂とは、いったい何なのか? とあらためて深く考えさせてくれます。以下、適宜抜粋しながらまとめました。

●真に進化した人間は愛にあふれている
  
私たちが学校で学んだ進化は、物理的形態の進化である。

魚は海綿より複雑であり、それゆえに海綿より進化している。馬は蛇よりも複雑であり、それゆえに蛇よりも進化している。猿は馬よりも複雑であり、それゆえに馬よりも進化している。そして最終的に、人間はこの地球上でいちばん複雑であり、それゆえにこの地球上でいちばん進化している。これが学校で習う進化の定義である。

私たちはこれまで、長年にわたり、この進化の定義が不完全であることを知ってきた。ただし、その理由は理解しないままにである。たとえば、2人の人間を比較したとき、彼らはどちらも組織的複雑性の点では同等に進化している。しかし、もし1人は心が狭く、意地悪で、身勝手な人間であり、もう片方は心が広く、他人思いであったとしたら、私たちは後者のほうが進化した人間であると自然に考える。

また、もしある人が他人を救うために、たとえば、飛んでくる弾丸や突進してくる車に身を投げ出すなどして、自分の生命を意図的に犠牲にしたとしたら、それを見て私たちは、その人をとびっきり進化した人間だと考えるだろう。そのとき私たちは、それが真実であることを知っている。しかしそれは、私たちの進化に関する理解とは一致していない。

イエス・キリストは、彼の命を奪おうとする企てを知りながら、彼は逃げなかった。人類全体が、自分以外の人たちのために命を捧げた、この一人の人間のパワーと愛によって救われてきた。そして、大多数の人が、彼のことを、地球上を歩いたもっとも進化した人間の一人だと考えている。

私たちの内なる理解は、「真に進化した人間とは、自分よりも他人のことを考え、物理的な世界のなかにある物理的なものよりも、愛を重んじる人間である」と語っている。

今や私たちは、進化に関する自分たちの理解を、この内なる理解と一致させるよう努めなくてはならない。

●外側のパワーを求める意識が暴力と破壊を生んだ 
 
私たちの人生を構成する活動は、生命に対する畏敬の念で満ちているとき、意味と目的をもついきいきとしたものとして光り輝くことになる。しかしながら、もしそこから畏敬の念が消え去ったとしたら、あらわれてくる結果は、残忍さ、野蛮さ、そして孤独のみである。

この物理的世界は極上の学習環境である。それは、私たちが進化のために必要なことを学ぶための学校であり、そのなかで私たちは、さまざまな実験を通じて、何が私たちを大きくし、何が小さくするのか、何が私たちを成長させ、何が衰退させるのか、何が私たちの魂を養い、何が消耗させるのか、何が私たちに機能し、何が機能しないのか、といったことなどを学ぶことになる。

物理的世界が五感のみで認識されているとき、そのなかにおけるもっとも強力な動機は恐れである。そのとき私たちの目には、自分の環境とそこに住むほかの人たちを支配するパワーが、不可欠なもののように見えてくる。

物理的支配の必要性は、ある種の競争を生み出している。それは、国家間や友人間の調和を求める自然な傾向を破壊してしまうエネルギーをもち、恋人間や超大国間の関係にも、兄弟間や人種間、階級間や異性間の関係にさえも、持続的に悪影響を及ぼしている。これらのすべての原因が、相手を圧倒するパワーを手に入れようとする意図にある。

環境およびそのなかに住む人々を支配するためのパワーは、私たちがふれたり、嗅いだり、味わったり、聞いたり、見たりできるものに対するパワーである。
 
このパワーは、ほかの誰かから、あるいはどこかから入手できるものだと考えられている。誰かが外側のパワーを入手すると、別の誰かがその分のパワーを失うことになる。パワーを外側のものとして眺めたことの結果が、暴力や破壊である。

お金はまさしく、外側のパワーのシンボルである。お金をいちばんたくさんもっている人たちが、彼らの環境と、そこに住むほかの人たちを支配する能力をいちばんもっており、お金をいちばんもたない人たちは、環境とそこにすむ人たちを支配する能力をいちばん少ししかもっていない。そんな構図ができあがっている。お金は獲得され、失われ、盗まれ、相続され、頻繁に争いごとを引き起こす。

教育、社会的地位、名声、そしてさまざまな所有物。もし私たちがこれらから安心感を得ているとしたら、あるいはこれらを失うことを恐れているとしたら、これらもまた外側のパワーのシンボルである。私たちが失うことを恐れているものはみな、たとえそれが家であろうと車であろうと、魅力的な肉体、あるいは頭のよさや信念であろうと、外側のパワーのシンボルである。私たちが失うことを恐れているものはみな、たとえそれが家であろうと車であろうと、魅力的な肉体、あるいは頭のよさや信念であろうと、外側のパワーのシンボルである。

●私たちはこのようにして進化してきた 

パワーが外側のものとして眺められているとき、私たちの社会的、経済的、政治的階層構造、さらにはこの宇宙のさまざまな階層構造は、さながら、それぞれの構造内で誰がパワーをもち、誰がパワーをもたないかを私たちに一目で教えてくれる図解のチャートのようである。そこでは、「いちばん上の層にいる者たちはいちばん力をもち、それゆえにいちばん価値があり、いちばん攻撃されにくい。逆に、いちばん下の層にいる者たちはいちばん力がなく、それゆえにいちばん価値がなく、いちばん攻撃されやすい」という構図ができあがっている。
 
私たちはこれまで何世紀にもわたって、個人的にも集団的にも野蛮な行為をくり返してきたが、その事実は、「パワーを外側のものだとする認識の下に横たわる恐れは、外側のパワーをいくら蓄積しようと、癒すことなど不可能である」ことの動かぬ証拠である。

私たちはこれまで、このようにして進化してきた。そしていま、そのような進化から離れようとしている。

●宇宙は知的で思いやりに満ちている 
 
私たちのより深い理解、内なる理解は、別の種類のパワー、すなわち、この世に存在するいかなる形の生命をも愛するパワー、自分が出会ういかなる人間をも裁かないパワー、そして、どんなに小さな生命あるいは物事のなかにも意義と目的を見いだすパワーへと、私たちを導いていく。

これが真のパワーである。このパワーを体験しているとき、私たちは自分の思考、感情、そして行動を、自分自身のいちばんハイレベルの部分と同調させている。そのとき私たちの人生は、熱意、目的、異議で満たされ、豊かであり、満ち足りている。

私たち人類はいま、外側のパワーを追求する種から、真のパワーを追求する種へと進化しつつある。自分たちの進化の唯一の媒体としてきた物理的な世界の探検から離れつつある。

私たちは五感型人間から多感覚型人間へと進化しつつある。私たちの五感は、一体となってひとつの知覚システムを形成し、物理的現実を認識するようにつくられているが、多感覚型人間の知覚は、その物理的現実の先まで広がっている。それはいうなれば、「私たちの物理的現実を一部とする、より大きな力学システム」にまで延びているのである。

ガンジーのパワー、キリストの思いやりに満ちた行動は、五感型人間にはとうてい行いえないことである。過去に生きた、あるいはいまを生きている偉大な教師たちのすべてが、多感覚型人間である。

五感型人間の認識からすると、この物理的な世界は偶然にもたらされたもので、私たちはそのなかに偶然に生まれ、そこを支配することで生存を果たそうとしている。しかし、多感覚型人間の認識からすると、この物理的な世界は、それを共有する魂たちが共同で創造した学習のための環境であり、そのなかで発生することのすべてが、彼らの学習に役に立つ。

五感型人間の認識からすると、意図にはいかなる結果もともなわない。そして、行動の結果は物理的であり、すべての行動が私たちあるいはほかの人たちに、必ずしも影響を及ぼすわけではない。しかし、多感覚型人間の認識からすると、行動の背後にある意図が、行動の結果を決定し、すべての意図が、私たちやほかの人たちの双方に影響を及ぼし、その影響は物理的な世界をはるかに超えたところにまで到達する。

不可視の領域が存在し、そのなかには、私たちのより深い理解の源がある、と述べることにどんな意味があるのだろうか? 五感によっては感知不可能だが、人間のもつほかの能力によっては知られ、探検され、理解されうる領域の存在を考慮することに、どんな意味があるのだろうか?
 
通常の知覚領域のなかでは、回答が不可能な疑問がもち上がったとき、その疑問は一般に
バカげた疑問として一笑にふされるか、不適切な疑問として却下される傾向にある。しかしながら、もし私たちが、自分の意識をその疑問への答えを発見できる知覚領域まで拡大できたならば、話は別である。

私たち人類は、あえて言葉にして表現するならば、「神は存在するのだろうか?」「神の叡智なるものは存在するのだろうか?」あるいは「生命に目的はあるのだろうか?」といった疑問を太古から抱きつづけてきた。そしていまや、これらの疑問への答えを発見できる知覚領域のなかへと、自分たちを拡大すべきときを迎えている。



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