僕は橋下徹さんのやり方には少し違和感があるけれど、考え方には近いものがあって、ネットの記事やＹＯＵ ＴＵＢＥなども拝見しています。昨日の記事は僕の思いと合致して、思わず膝を打ってブログの読者登録をお願いしました。それがこちらです。
http://blogos.com/article/183032/
読みやすい記事なので、ササッとお読みいただくと、僕のこれから書くこともわかっていただきやすいと思うのですが、昔は「政界のご意見番」的な方々（例えば細川隆元さんなど）が詳しく解説されて、厳しく政治家や官僚を指導されていましたので、此処までひどくはなかったと思うのですが、最近はまともに政治を語る人が少なくなり、わずかに「三宅久之さん」が頑張っていらっしゃったように思います。
つまり、国民の政治意識や社会の動向を深く知らない、あるいは知らされない状況になってきたために、「知名人」がしたり顔で跋扈する時代になってしまったのではないかと思うのです。例えば今回の参議院議員選挙で衆参両院とも「改憲派が３分の２を確保したから憲法改正するのじゃないか」「憲法改正反対」と短絡的に言いつのる。「９条を護れ」と叫ぶ。そんな人たちが国会議員に多すぎる。もっと物事に『謙虚』であってもらいたい。まずご自分で「憲法前文から始まって、一条ずつ条文を読んで解釈してもらいたい」。そうすれば、誰がどう考えても時代に合わないよねと言う条文が出てくる。もう戦後でもないし、占領下でもない。日本社会は成熟したし、国際環境も変わった。新しい時代に日本が発展を遂げていくには、こんな条文で子供や孫の世代を縛るのはおかしいし、反対にこのＩＴ化が進み、人工衛星が飛び、世界の事件が直接私たちの生活に影響するスピードの時代には、世界に伍してゆくための新規の条文も必要ではないかと考えてほしいのです。
何かにつけて、「中国や韓国が反対する」「中国や韓国の反発は避けられない」⇒「だから自制すべきだ」と言うような論調で、政府の足を引っ張る人たちがいます。嘗て中国の ��小平さんが「韜光養晦（自分たちが対等になるまで爪を隠して我慢せよ）」と言って「資本主義」を受け入れる決定をする「南巡講話」を発しました。これの意味するところは、裏を返せば「貧しいままの中国では日本に対抗できないから、資本主義を受け入れて経済力をつけるまでは我慢しろ。経済力をつけたら日本をやっつけろ」と言う意味であることを悟る日本人は少なかったのです。大方の日本人は「ｌ共産主義は軟化して資本主義を受け入れて変化してくる」と思い込んで、資金も技術も与えその結果経済力をつけて、今日本に襲い掛かり我儘放題言いだしています。それでも「近隣諸国との外交は仲良くすべきだ」と門の内側から閂を開けて中国や韓国の侵入を歓迎しようとする人たちがいます。でも「中国や韓国は日本と仲良くしたいのではなく、自分たちの配下に従わせたい」として反日一色になって居ます。
そのような状況の中で、「中韓が反発する」と言う事は、すなわち「日本と中韓の関係が折角互角やそれ以上に中国や韓国に都合よく抑え込んできたのに、また日本に離される。日本が強くなる。日本の頭を押さえにくくなる。日本に対抗できなくなる」と言う意味なのですが、それをあからさまに言うと中国や韓国のみならず日本国内の中韓シンパから叩かれるので、「中国や韓国の反発を恐れて自粛しよう」とまともに正面から日本人が日本人の手足を縛っています。そうではなくて、「中国や韓国の反発が怖ければ、水面下で工作する。本当は今世界中で行われていて、日本も戦前までは必死にやっていた相手国の政権中枢まで入り込んで、日本の政治に邪魔な人物を失脚させるようなことが当然なのに、戦後の日本人は一切それをやらない。日露戦争では莫大な金をユダヤから借りて、その一部を当時ロシア革命を起こしてロマノフ王朝を倒そうとしたボルシェビキに渡したことが知られています。その他いろんな当時欧米の植民地だったアジア各国に派遣した「◎◎機関」も同じような使命で行われていたし、反対に大東亜戦争がソ連のスパイがアメリカの政権中枢に入り込んだ結果「ハルノート」が作られたことも知られています。
こうしたジェームスボンドもどきの画策で国の運命が決まるのであって、上滑りの「９条神話」で、まともに憲法を読んだことがない記者がしたり顔して安倍総理に「憲法改正のために先に民意を聞くべきではないか？」などと言う次元の議論では「衆愚政治」と言われても仕方がないのではないかと思います。「聞き分けのない大人」が多くなってしまって話にならない。もっとまじめに謙虚な姿勢が大事なのではないかと思います。
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