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2016年07月09日10:45

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【プロ野球】良くも悪くも金本は金本

■阪神・藤浪に161球を投げさせた金本采配の是非
(THE PAGE - 07月09日 06:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4084438

「THE PAGE の記事って、浅くつまみ食いする感じ」

   *本郷陽一も、スポーツ新聞上がりなわけだし、
    業界の権威者であるのは間違いないんだけど、
    この人の書くものって「薄っぺらい」というか、
    「いいかげん」というか、
    なんか、しょぼいよね。

   ひよこ  ひよこ  ひよこ  野球  ひよこ

野村克也ならこう言うだろう。

「金本はバカですよ。バカ。
 投げさせることに何の意味もない。
 エースに恥かかせて何の役に立つんだろうねまったく。
 これで、故障したり、
 今季投げられなくなったらどうするのかって話ですよ。
 最下位だからってペナントレース捨てるのかっていうね。
 どうしようもないバカ。
 藤浪の調子が上がってこないのは、
 監督やコーチの責任であって、
 それを精神論とかなんとかで、
 子どもに責任転嫁して体罰を与えてどうするの?っていう。
 学校の先生だったら、懲戒免職じゃないの?
 そういうバカですよ金本は」

>指揮官が藤浪に8回、161球を投げさせたのは、6月2日の楽天戦以来、勝てないエースが同じミスを繰り返すことに対して責任を喚起させるための処置だったのだろう。超変革の金本采配はファンの目やフロントの目を気にしすぎて、どちらかと言うと保守的だった阪神のタブーを打ち破り続けてきた。それらの金本イズムは評価すべきものだが、この日の161球は、怒りに任せての懲罰登板に見えた。

誰が見たって、懲罰登板です。

>試合後、金本監督は「今日は(藤浪を)最後まで投げさせるつもりだった。責任というか、あの立ち上がりがすべてでしょう。何回目かな。ストライクが入らずに(ストライクを)取りにいって打たれた。昨日の青柳のピッチングを見て、さあ、前回のマツダ(スタジアムでの敗戦)のリベンジというところで、あれではねえ。去年14勝したピッチャーがやることじゃないでしょう。そういう意味では、責任を持って、何点取られようが、何球投げようが(最後まで投げさせる)と思っていた。今頃、10勝くらいしていても、おかしくないピッチャー。それくらいの責任は感じて欲しいし、感じないといけない」と、さすがに完投はさせなかったが、藤浪に161球を無理強いした理由を語った。

つまりね。
負けようが打たれようが、エース藤浪には完投させるつもりでいた、と。

こういうのが金本なんだよね。
「闘志なきものは去れ」
金本自信がどうだったかは置いといて、
古い時代の精神論込みの野球、
「とにかく猛練習」「全力プレー」「明日のことは考えない」というような、
ひたむきさとタフさを求める傾向がある。

自分が「鉄人」だったからかなあ?

藤浪にはまちがいなく、球界を支えるタイガースを支える大エースとして、
「鉄人豪腕投手」を期待している。

それは、必ずしも間違いとはいえないんだけど……


野球にかぎらず日本のスポーツ界は、
うさぎ跳びに代表されるような非科学的で意味のないトレーニング……
正しくは「いじめ」による精神注入的なものが長時間行われてきた。

当然、それでぶっ壊れる選手もいるし、
時間の無駄な上に、プレーそのものはちっともうまくならない(当たり前)と、
あまりにもバカバカしいことを強要した反省から、
メジャー的な近代トレーニングに移行した。

結果、練習量の減少と「なんだかいつも微妙な感じ」になって、
結局、
「投げ込み」「打ち込み」「走り込み」が足りないってことになってしまった。

  『やり過ぎはかえって毒』

それはそうなんだけど、じゃあやり過ぎってどこだよ?って考えた時、
個体差も含めて、もっとできるはずだ……と考える。
練習量の多いチームはそれが当たり前で、
競争意識も強いから「あいつより先にはあがれない」という自主性が強くなる。

結果、けっこう差が出ます。

金本は、
広島から移籍した時に「阪神のなんとも言えないだらしなさ」を知ったはず。
体質というかなんというか。

金本が監督になった以上は、
「鉄人野球」は当たり前で、
阪神にすくう「だらけた体質」を一掃しないと未来はないと考えている。

だからこその、160球なんだよね。


金本に怒りがあるわけでも、
ましてや『懲罰』なんてくだらない感覚があるわけでもなく、
   *まあちょっとはそれもあるかもしれないけどあっかんべー
これは、阪神改革の一つの象徴としてエースに無理をさせたということ。

藤浪だから、あえて投げさせた。

まあリスキーだよね。

しかし、藤浪ってけっこう「いっぱい投げる方」だし、
160は許容量でしょう。
ほんとうにヤバかったら、やらせていないよ。

高校時代の横に近いスリークォーターのまま、
和製ランディ・ジョンソンになったら面白いんだけどなあと思いつつ、
彼の腰の使い方だと、そのうち壊れるなということで、
もっと上から振り下ろすフォームになった今の藤浪は、
やっぱり「投げ込み不足」の感がある。
もちろんやっていないわけじゃないんだけど、ときどきバランスが悪くなるんだよね。
フォームがかっちり身についていないからだと。

ほぼ負けゲームだったわけだし、
そういう意味では、投げさせて正解だったと言えないこともない。

常識手には、なしだけど、
金本野球的には、主力選手はこのくらいのことを経験しないとダメでしょう。

それで、阪神というチームが本当に強くなればそれはそれで面白いんだけどね。






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

阪神・藤浪に161球を投げさせた金本采配の是非
2016年07月09日 06:01 THE PAGE


 雨がふりしきる甲子園に異様な空気が流れた。
 8日の阪神ー広島戦。
 3点を追う7回二死。阪神の先発、藤浪晋太郎投手(22)の打席に代打が送られなかったのである。

 ここまで藤浪は5失点。すでに投球数は131球に達していた。しかも、まだ3点差である。だが、金本監督は走者がいなかったこともあって代打も使わず、8回のマウンドにも藤浪を立たせた。疲労を隠せない藤浪は明らかにボールが浮き、制球は安定していなかった。結局、また二つの四死球が絡み、二死満塁とされた。ここを食い止めれば、まだゲームの行方はわからなかったが、代打・岩本に球威のなくなったボールをジャストミートされ、右中間を破る走者一掃のスリーベース。打たれるべくして打たれた。これで勝負あり。2−8の完敗で、借金は「10」に戻り、8回、13奪三振7安打8失点で161球を投げたエースの今季5敗目と同時にチームの自力Vも消滅してしまった。

 試合後、金本監督は「今日は(藤浪を)最後まで投げさせるつもりだった。責任というか、あの立ち上がりがすべてでしょう。何回目かな。ストライクが入らずに(ストライクを)取りにいって打たれた。昨日の青柳のピッチングを見て、さあ、前回のマツダ(スタジアムでの敗戦)のリベンジというところで、あれではねえ。去年14勝したピッチャーがやることじゃないでしょう。そういう意味では、責任を持って、何点取られようが、何球投げようが(最後まで投げさせる)と思っていた。今頃、10勝くらいしていても、おかしくないピッチャー。それくらいの責任は感じて欲しいし、感じないといけない」と、さすがに完投はさせなかったが、藤浪に161球を無理強いした理由を語った。

 藤浪は、課題の立ち上がりに2つの四球が絡んで二死満塁を背負うと「転がせばなんとかなるんじゃないか」と考えていたドラフト同期の鈴木誠也に三遊間に153キロのストレートを打たれた。江越が打球の処理に手間取ったことも手伝って2失点。さらに一、三塁から、重盗を仕掛けられ、守備陣も対応できずに3失点目。3回には、二死から田中に甘い変化球をライトスタンドへと運ばれた。3回にも大和のエラーで先頭の丸に出塁させると、一死三塁から松山に犠飛を許して5点目……。

 指揮官が藤浪に8回、161球を投げさせたのは、6月2日の楽天戦以来、勝てないエースが同じミスを繰り返すことに対して責任を喚起させるための処置だったのだろう。超変革の金本采配はファンの目やフロントの目を気にしすぎて、どちらかと言うと保守的だった阪神のタブーを打ち破り続けてきた。それらの金本イズムは評価すべきものだが、この日の161球は、怒りに任せての懲罰登板に見えた。
 金本監督が、藤浪の今後に期待して試合を預けたとも取れるが、藤浪のためにゲームを捨てたと受け取られても仕方がなかった。雨の中、雨具を着て応援を続けた阪神ファンの目には、どう映ったか。賛否が起きて然るべき采配である。

「理解ができないし、ちょっと考えられないね。おそらく来週は、球宴でゲームがなく登板間隔が空くこともあって藤浪への期待の裏返しで投げさせたのだろうが、どうなのだろう。金本監督は、現役時代に自分がやってきた野球との、あまりの違いに歯がゆさを感じているのだとは思う。それはわかるが、長いシーズンを考えると161球も投げることの悪影響の方が大きいし、首脳陣と藤浪の間にコミュニケーションがあるのか、と心配になる。こういうことをやると、選手がしらけてしまう。ノムさんの監督時代の2年目以降がそうだった。あのときの最悪のチームの雰囲気を思い出してしまう。超変革の名のもと4月にはあった大胆さがまるっきりなくなってしまっているのも心配だ」

 元阪神のチーフスコアラーで現在、岡山商科大の特別コーチの三宅博さんは、厳しい意見。ちなみに三宅さんは、現役時代に金本を広島からFAで阪神に獲得する際、「なぜ金本が阪神に必要か?」というオーナーへの説明用のレポートを書いた人物でもある。
   

 野村克也氏が阪神監督時代の2年目以降、新庄や今岡を報道を通じてこきおろす“ぼやき節”や目に余るような起用法で、こっぴどくバッシングしたため、彼らはそっぽを向き、チーム内にはしらけた空気が流れてチームは空中分解してしまっていた。その過去を知る三宅さんは、チーム成績が好転しないことで、金本監督が辛口のコメントで選手を斬り捨てたり、懲罰起用のようなことを続けてしまうと、ノムさん時代のような暗黒のチーム状態に陥る可能性があると警鐘を鳴らすのだ。

 筆者も近鉄時代の鈴木啓示監督が、1994年7月の西武戦で、野茂英雄に191球の完投勝利を無理強いさせ、その後、肩を痛めて戦線離脱。結局、この事件が野茂のメジャー移籍を最終決断させるきっかけになった悪夢が、フラッシュバックしてしまった。藤浪は、昨年オフには肩に異常を訴えて、侍ジャパン参加を辞退したほど。まだプロ4年目の肉体は161球に耐えられるほど万全にできあがっているわけではない。肩は消耗品なのだ。中4日登板のメジャーに右に倣えの「100球至上主義」には疑問もあるが、5失点しながらの161球登板は、スポーツ医科学の面から見ても、あまりに非常識である。

 そして、三宅さんは、こうも続ける。

「打線がどうしても点を取れないので、先に点をやってはいけないとピッチャーにもプレッシャーがかかる。こういうことを繰り返す中でピッチャーに根気がなくなってくる。今、大事なのは藤浪に161球を投げさせることではなく、根本からの建て直しだろう。1対1で打者を打ち取るという気迫、力で押す気持ちを藤浪に持たせることが大事。制球に気を配りすぎるため、小さくなって藤浪の良さが消えてしまっている。大谷翔平との今の差がどこにあるか考えてみればいい。このままじゃ普通のピッチャーになってしまう」

 藤浪は、ここまで何度かピッチングフォームの修正などを続けながら課題の克服に対峙してきたが、その作業を繰り返す中で、本来持っている長所を見失う危険性もはらんでいるという。元中日の“レジェンド”山本昌さんも「勝てないときこそ、自分で何が原因かを考え、周りのアドバイスにも耳を傾けながら、何かを変えていかねばならない」と語っていたが、161球を無理に投げることよりも、重要なのは、首脳陣とコミュニケーションをとりながら勝てない元凶を解決することだろう。

 消えた自力Vなど、今後の展開でいくらでも復活するし、最下位といえど2位とのゲーム差は3.5ゲームしかない。ここから始まる勝負の夏場で、阪神が反撃するには、藤浪の復調がカギを握ることは間違いない。その期待感が、金本監督に、この日の采配を決断させたのだろうが、繰り返すが投手にとって肩は消耗品。そして藤浪にもプライドはある。投手コーチなど周囲のスタッフが止められなかったのか? ということも含めて疑問の残る采配だった。藤浪をキーマンと考えるならば、なおのこと他に再生手法はあるはずである。

 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)
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