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2016年07月09日02:10

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緊縛事故・・「足吊り」や「片足を大きく上げさせた吊り」をする時の配慮。

以前の日記でも書きましたが、私の所に来る緊☆縛事故件数は減ったのですが重症者が増えています。

まぁ、整形外科や他の整体でダメだから私を訪ねて来る人も居るので重症者が多いのは仕方ない事では有るのですが、最近の緊☆縛の傾向として皆さんが今までよりも違う縛りや難易度の高い縛りや吊りに挑戦しているのが大きな原因だと思っています。

それを、(私は現役のS☆MerでS☆Mも縛りもしますから)後遺症者の話を聞いたり写メを見ながらチェックして原因を探り施術して行くのですが大変なのです。

指2〜3本に力が入らない位ならば1〜2回の整体で回復するから社会復帰は直ぐだけれど・・・、手が下垂してるのが当たり前で、その上足まで痺れてるのですからね。

私が施術しても1ヶ月以上も、場合によっては2ヶ月も不自由な生活をしなくてはならないのです。

そして、そんな「手が下垂して足も痛めた人」が今年はもう7人も来ているのですが、こんな事は活動を始めて初めてなのです。

回復の難しさは、整体で回復させても、次に来るまでにどうしても仕事などで手を使かわざるを得ないし、しかも負荷をかけてしまう事で回復が遅れるのですが・・・。

足の場合はどんな仕事でも立っただけで自分の体重が掛かるし、動く度に全体重の1,5倍から数倍の体重が片足に掛かり、荷物を持てばその分だけまた負担が掛かってしまうのですからね。

立ち仕事の人はもちろんですが、普通のOLさんでもかなり回復させても次回整体に来るとまた悪くなっていて、それをまた回復させてと3歩進んで2歩下がるって歌のような状態を覚悟しなければならないので、整体のサイクルを短めにしたり色々思わぬ手が掛かるのです。

もちろん、足には脛骨神経や腓骨神経が有って、手と同じように「縄で圧迫する箇所や圧迫の強さ&時間で事故が起きてしまいますが、何故そうなるのかと原因を上げていくと、受け手への配慮の無さが「遠因」になっている場合も有るのです。

みなさん、両足で立った状態で片足だけ(膝を曲げる感じで)前に上げてみて下さい。

次に、また両足で立った状態で、今度は片足を前に振り上げてみて下さい。

この時に上げたり振ったりする足って同じで、もう1つの床で踏ん張っていた足で同じ動作をするとスムーズさや安定感に欠けるたり違和感を感じてしまうと思います。

これらは長年の生活習慣から踏ん張る足(軸足)や上げる足を決めてしまっているので、それによって身体の筋肉の付き方&バランスも微妙に違っていて、足の可動範囲まで違っていて・・・、片足を上げてバランスを取る時に、いつもと違う足を上げるとバランスが取り難くなるのです。

これは吊りの時も同じで・・・、吊る足&上げる足によって吊られている人は気持ち良かったり良くなかったりも有るし、逆の足を挙げられてしまうとバランスが取り難かったり身体の違和感で踏ん張ろうとしたりバランスが崩れて無意識に筋肉を張ってしまったり変に動いてしまう場合も有りで・・、それが事故に繋がる遠因となってしまうという訳です。

そして、これって神経だけでなく靭帯さえ痛めてしまう場合も有るのです。

実際、うちに来た人の殆どが逆の足(軸足)を吊られたり、高く上げられカラビナからの縄にその足を巻き付けられた人なのです。

もちろん、事故になるにはその他に色々な要因が有りますが、(元々人の筋肉や骨格や可動範囲を無視した様な縛りは論外ですが)こういう受け手の足の癖も無視出来ないのです。

縛り手にしてみれば、「そんなちょっとした事で・・」と思われるかもしれませんが、事故はそんなちょっとした要因で起こってしまうのです。

また、この事に限らず、縛り手の「受け手に対するちょっとした配慮が事故率を下げる事を意識」していただきたいと思っています。


78(なわ)の日も終わり、海の日3連休が目の前ですが、みなさん素敵なS☆Mライフをお過ごし下さいね。(^^)/












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