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2016年06月28日18:41

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「天守物語」、「水戸黄門漫遊記」

 朝、どしゃ降り!

 午前中、ビデオで坂東玉三郎監督、主演の「天守物語」を観て、昼から川崎市民ミュージアムへ。雨があがって、良かった♪

 午後2時、〈日本映画傑作選〉上映会で斎籐寅次郎監督の「水戸黄門漫遊記」を観てまいりました。



 ☆「天守物語」(1995)監督 坂東玉三郎 出演 坂東玉三郎、宍戸開、宮沢りえ、南美江、四代目市川左団次、島田正吾、隆大介

 ” 白鷺城 “ とも呼ばれる姫路城の天守には伝説の金眼の獅子頭と不思議な力で生きるという魔性の女たちが住んでいた。
 ある日、天守の主人、富姫は下界の人間たちの鷹狩りの騒々しさにうんざりして、夜叉ケ池の白雪姫に嵐を起こすように頼む。そして、豪雨に戸惑う人々を見て、富姫は楽しんでいた。
 そんな富姫のもとに、妹の亀姫が舌長姥と朱の盤坊を伴ってやって来る。話しに花を咲かせ、手鞠などを楽しんだ後、亀姫の帰り際に、富姫は鷹狩りの一行から美しい白鷹を奪って妹に土産として持たせる。
 ところがその晩、100年間誰も近寄ったことのない天守に、一人の若侍が上がってきたのだった…。


 泉鏡花による、1917年の同名戯曲の映画化。松竹創業100周年記念作品であります。

 姫路城の天守閣に棲みつく ” もののけ “ と美しき鷹匠の恋を描いた物語ですね。
 …これは、もう、絶対舞台で観たかったですねぇ!

 玉三郎、さすがに綺麗です。しかし、歌舞伎そのままの演出ですから、映画的にどうかと言えばもの足りない。


 でも、りえちゃんは22歳で若くてキレイだし、宍戸開もまるで別人のような美形。(笑)
 一見の価値アリ、です。

 …個人的には、老女 ” 薄 (すすき) “ の南美江センセイを見られただけで、満足です!



 ☆「水戸黄門漫遊記」(1938)監督 斎籐寅次郎 出演 横山エンタツ、花菱アチャコ、柳家金語楼、徳川夢声、江戸川蘭子、高勢実乗

 大工のコンビのエンタツとアチャコは、うっかり犬を家の下敷きにして殺してしまう。” 生類憐れみの令 “ が出ていることから、こりゃまずい、と2人は高飛びする。
 旅先でぐうぜん出会った爺さんと一緒に旅していたら、水戸黄門一行とまちがえられてしまう。大名のお家騒動に巻き込まれたり、仇討ちの助太刀をしたり、山賊に捕らえられたりの大騒動となって…。


 日本のドタバタ・コメディにその人ありと言われた斎籐寅次郎監督の代表作の一本。

 エンタツ・アチャコの漫才や金語楼の面白さでなんとか見られたけど…。(笑)
 斎籐寅次郎監督の映画は、いつも通りのユルさに満ちて、いい加減な感じです!(笑)

 昭和13年の作品。…現存する〈黄門さま映画〉では、いちばん古いんじゃないかな?
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