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2016年06月15日19:50

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「罪の手ざわり」

 午前中、DVDでジャ・ジャンクー監督の中国映画「罪の手ざわり」を観ました。

 昼から旗の台の昭和大学病院へ母親の見舞いに行ってまいりました。

 たむらまさき × 青山真治「酔眼のまち ─ゴールデン街 1968~98年」読み終わる。



 ☆「罪の手ざわり」(2013)監督 ジャ・ジャンクー 出演 チャオ・タオ、チアン・ウー、ワン・パオチャン、ルオ・ランシャン、チャン・ジャーイー、リー・モン、ハン・サンミン、ワン・ホンウェイ

 山西省の村で共同所有していた炭鉱で、利益を吸い上げられてきた炭鉱作業員のダーハイ。
 重慶の妻子に出稼ぎとウソをつき、仕送りを送る強盗チョウ。
 妻ある男とかなわぬ恋を続けて歳を重ねてきた、湖北省の中年期に差しかかる女シャオユー。
 仕事が長続きせず職を転々とし、ナイトクラブのホステスとの恋に思い悩む今時の若者シャオホイ。
 …虐げられてきた彼らは、ついに事件を起こしてしまう。


 中国映画の「第六世代」と呼ばれる映画監督ジャ・ジャンクー(46歳)、「青の稲妻」「長江哀歌」「四川のうた」と観てきましたけど、本作「罪の手ざわり」がいちばん面白かったです!

 実際に中国で起きた犯罪事件を元に、山西省の炭鉱作業員、重慶出身の強盗、湖北省の風俗サウナの受付係、広東省のナイトクラブの青年の4つの物語によって、現代中国の実態を描こうとした映画なのです。

 …荒れてマス、中国。

 でも、日本もおんなじだよなぁ。他所の国のハナシじゃあないよなぁ。
 広がる貧富の格差、地方格差、不寛容な人間関係、生きる目的を失う若者たち… 現代日本の、われわれも同様の問題を抱えています。

 イタい… 心がイタい… 心にジンワリ迫ってくる映画だ。



 


 
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