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2016年06月10日20:55

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「偽りの花園」「デン助の陽気な靴みがき」&「おけさ姉妹」

 朝からパアッと晴れて、気持ちの良い一日であった。

 午前中、DVDでウィリアム・ワイラー監督の「偽りの花園」を観て、旗の台の昭和大学病院へ。
 母親の入院手続き等諸々を済ませて、高輪図書館経由で京橋フィルムセンターへ。

 午後3時、伊賀山正光監督の「デン助の陽気な靴みがき」と「おけさ姉妹」の2本立てを観てまいりました。



 ☆「偽りの花園」(1941)監督 ウィリアム・ワイラー 出演 ベティ・デイヴィス、テレサ・ライト、ハーバート・マーシャル、ダン・デュリエ、チャールズ・ディングル、カール・ベントン・リード、リチャード・カールソン、パトリシア・コリンジ

 20世紀初頭、米国南部の小都市。富裕な銀行主ホレイス・ギデンスは長く心臓を患い、ボルティモアで入院治療中だった。
 現在の贅沢な生活に飽き足らない妻レジーナが、2人の兄ベンとオスカーと企んで資産家の夫から事業資金を引き出そうとする。
 娘アレグザンドラをボルティモアにやって夫を連れ帰らせるが、ホレイスは悪辣なレジーナの兄たちを嫌い出資を拒む。
 そこでオスカーは、ホレイスの銀行に勤める息子レオを使って銀行の金庫から7万5千ドルの債券を盗み出させる。それに気づいたホレイスは、妻レジーナに財産はすべて娘に譲ると言い渡すが、その直後に激しい心臓発作に襲われる。


 『ブドウ園を荒らす子狐を
  捕らえよ ブドウを護るために』


 原作はリリアン・へルマンの舞台劇「子狐たち」。脚色も彼女が手がけています。

 ベティ・デイヴィス主演、名匠ウィリアム・ワイラーによる “ 悪女もの ” の名作です!
 ベティ・デイヴィス、いいですねぇ♪♪♪じつに “ 悪女 ” が似合う女優です!
 大詰めの場面の、彼女のあの間合いの取り方はさすがですよ。

 娘役のテレサ・ライトのデビュー作であります。


 『…車椅子の男が 階段で何をしてた』



 ☆「デン助の陽気な靴みがき」(1958)監督 伊賀山正光 出演 大宮敏光、松島トモ子、佐久間良子、波島進、杉狂児、岸井明、奈良あけみ、花沢徳衛、増田順二、浜田百合子

 『デン助劇団を率いて活躍中であった大宮敏光(後半敏充に改名)の主演作。浅草(ロケーション撮影により残された当時の様子は貴重)で慎ましく暮らす人々が描かれ、大宮は世話好きの靴みがきと人情深い刑事の二役を演じている。主題歌は大宮の作詞で木下忠司が作曲。のびやかなハイキングの場面にはロシア歌曲「カチューシャ」が配されている』


 …今どきの人は、デン助こと大宮敏光なんてコメディアン、知らないんだろうなぁ。

 何十年ぶりかでデン助見たけど、たいして面白くなくって寝落ちしてしまいました。(笑)



 ☆「おけさ姉妹」(1958)監督 伊賀山正光 出演 進藤英太郎、松島トモ子、佐久間良子、今井俊二、月丘千秋、明石潮

 『常吉は男手ひとつですみ子とみつ子の姉妹を育てているが、酒飲みで乱暴なところがあるため、姉妹に苦労を背負わすこともしばしば。すみ子と新聞記者の恋人との結婚も暗礁に乗り上げ…。佐渡を舞台にした「父もの」の浪曲映画』


 デン助の映画も、この「おけさ姉妹」にしても、この頃まではいわゆる “ 大衆演劇 ” の影響がいかに強いかが見てとれます。

 … ” 浪曲映画 “ なんて存在が大手を振っていたんだもんなぁ。今考えると、フシギな感じがする。まぁ、半世紀以上前の映画なんですもんね。
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