午前中、DVDでリチャード・フライシャー監督の「静かについて来い」を観て、昼から日比谷へ。
午後1時10分、角川シネマ有楽町でエリック・ロメール監督の「海辺のポーリーヌ」を観てまいりました。
☆「静かについて来い」(1949)監督 リチャード・フライシャー 出演 ウィリアム・ランディガン、ドロシー・パトリック、ジェフ・コーリー、ネスター・パイヴァ、チャールズ・D・ブラウン
雨の日に犯行を繰り返し、現場に「ザ・ジャッジ(判事)」と書いたメモを残してゆくシリアル・キラー。さまざまな情報から殺人鬼を執拗に追いつめてゆくグラント警部補。
雨の降る今夜もまた、新聞社の編集長が襲われ、窓から突き落とされ殺された…。
「海底二万哩」「ミクロの決死圏」「絞殺魔」「トラ!トラ!トラ!」「ソイレント・グリーン」などなど、あらゆるジャンルに挑んだ “ ハリウッドの職人監督 ” と呼ばれたリチャード・フライシャー。
そんな彼の初期の作品。
なんとまぁ、あっけない、ツマラン映画だよ。
当時33歳の若きフライシャー監督も、こんな映画撮ってたんですな。
わずか60分のスリラー映画なんですが、日本で言うSP(シスター・ピクチュア)みたいなもんだろうか?
☆「海辺のポーリーヌ」(1983)監督 エリック・ロメール 出演 アマンダ・ラングレ、アリエル・ドンパール、パスカル・グレゴリー、フェオドール・アトキン、シモン・ド・ラ・ブロス、ロゼット
『年上のいとこマリオンと、ノルマンディの別荘へヴァカンスにやって来た15歳のポーリーヌ。6人の男女の恋愛ゲームであり、大人との端境期にある少女のひと夏の恋物語でもある本作は、ロメールの美少女映画の傑作。輝く太陽光のなか、海辺や木々の下ですてきなリゾートファッションに身をつつんだ女たちにうっとりと見惚れてしまう。ベルリン国際映画祭銀熊賞・国際批評家連盟賞受賞』
ロメールの “ 喜劇と格言劇 ” シリーズの第3作。
もう、これぞフランス映画って感じの映画ですね〜。男と女って、顔会わせると、惚れちゃうのかなぁ。(笑)
まぁ、ある意味、シェイクスピアの恋愛喜劇のような面白さはあるのですけど。(笑)
冒頭に「口は災いのもと」という格言が出てくるんですけど、登場人物たちが “ 愛 ” について語る!語る!語る!
…まったく、フランス人てのはこうなんでしょうかねぇ。(笑)
いちばんオドロキなのは、製作当時のエリック・ロメール監督が70歳を過ぎてたって事!
…そんなご老齢、失礼!ご高齢で、こんな瑞々しい映画を作れる感性には感服いたしました。
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