境野勝悟「老子・荘氏の言葉」より。
不善なる者も
われまたこれを
善とせん
・・・・老子49章
「いい」「悪い」は時代とともに変わる
世の中には、「いい人」といれる者と、「悪い人」といわれる者がいる。「いい人」といわれる人を、わたしも「いい人」だと認める。が、「悪い人」だといわれている人も、わたしは「いい人」だと信ずる。
世の中の是非善悪というものは、けっして絶対のものではない。「いい」とか「悪い」とかの考えは、川の流れのように、時代とともに変わってしまう。または、場所が変わっても、ここでは「いい」が、あそこでは「わるい」ことになってしまう。爆薬を装備して、多くの市民を殺傷したテロリストたちも、祖国では、英雄となってしまう。
聖人は皆これを孩(がい・・・ちのみご)にす
・・・・老子49章
聖人は、「いい人」といわれる人も、「悪い人」といわれる人も、あたかも赤ん坊を見るときのように善悪のない無心の目でみる。赤ん坊には、是非善悪の考えがない。もともとは、誰もが、赤ん坊であった。
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