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2016年05月31日20:51

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映画「追撃者」

昨日、仕事帰りにシネマート心斎橋で鑑賞。
命がけのサバイバルサスペンス。

マイケル・ダグラス
「追撃者」Beyond the Reach

アメリカ南西部モハーベ砂漠。そこでガイドをする青年ベン。
そんな彼に仕事の依頼が来る。
趣味の狩猟をする大富豪マデックのガイドをするためモハーベ砂漠に出かける。
マデックが何か動くものを動物と思い込み射殺するが、
実は人間でベンの親友だった。
マデックはベンを大金で口封じしようとするが、事故で通報しようとするベンの行動に豹変。
ベンを獲物と見なし人間狩りを始めるマデックだった。


関西では上映館が1館のみ。
あまり話題にもならずにひっそりと公開してる作品です。

やはり観ようと思ったのは、
マイケル・ダグラス主演で人間狩り!

マイケル・ダグラスといえば代表作は数多いスターです。
初めて彼を観たのは、多分テレビの洋画劇場で放送された「コーマ」だっただろうか?
劇場では、かなり昔に今は無き難波の大劇名画座という2本か3本立ての2番館で、
その中で上映された「密殺集団」でこれが意外と面白かった。
この時の印象は、父親である名優カーク・ダグラスの息子で「顎といい顔が親父によく似てるなぁ」
の印象だけで単なる二世俳優にしか思わなかったけど。
この後、次第にヒット作や話題作が連発で二世俳優のイメージも吹き飛んだ感じがした。
最近では去年拝見しました「アントマン」のピム博士が良かった。

ベーコンに続きまた書きます!
ちなみに私のマイケル・ダグラス出演作ベスト10!

1位 フォーリング・ダウン
2位 ブラック・レイン
3位 氷の微笑
4位 ロマンシング・ストーン 秘宝の谷
5位 ウォール街
6位 密殺集団
7位 アントマン
8位 ゲーム
9位 サウンド・オブ・サイレンス
10位 危険な情事

1位「フォーリング・ダウン」はダントツどころか、実は私のオールタイムベスト10に入るほど好き!
2位「ブラック・レイン」は内容はもちろん、大阪人の私からしたら馴染み深い作品。
3位以下の順位はあまり関係ないですが、マイケルと言えばこの辺りかな。他にも良い作品はあります。



今回は人間狩り。
そんな映画は昔からよく見かける。
大体は、最初から標的になる人間をある場所へおびき寄せて狩りを楽しむといったパターン。
今回はそうかなと思いきや、ちょっと違う。

主な登場人物は大富豪の男とガイドをする青年の2人
他にも登場人物は出るが殆どはこの2人。
始まりは人間だと知らず誤って射殺した事故から起こる。
身分上射殺した事を、青年に大金で隠蔽しようとするが、彼が真面目な性格でそれを断る。
このままじゃ殺人で名誉と地位が危ういと思った大富豪は、銃で青年を脅してパンツ1つの裸にして50度近い熱い荒野へ放置させてその様子を観察する。
これは見てて本当につらい。

この大富豪、もしも事故が無かったら普通にハンティングをを楽しんでいたのだろうか?
とそんな疑問も思う。
でも事故を隠蔽するならその場で青年を射殺すれば済むけど、わざと生かして遂には人間狩りを楽しむ事に。
これは人間の内に秘めた狂気が何かの拍子で覚醒したら…
これを狙ってるかもしれない。

大富豪役がマイケル・ダグラスだから、もしかしたら最初から人間狩りを目的だったかも?と思ってしまう。
私が1番好きな主演作「フォーリング・ダウン」のDフェンス役のような突如狂気に変わる様を演じたから尚更思う。
とにかく出てきた時から、一見気のいい紳士そうに見えるけどどことなく怪しい感じもした。
保安官事務所で青年が許可証を見せてくれと言っても、保安官に見せたから見せなくてもいいだろで済ます。
でもこれが、実は許可証なんて持ってなくて保安官に金で片付けていた事。
とにかくこの大富豪は、金で何でも片付けようとする。
こちらも過去の主演作「ウォール街」のゴードン・ゲッコーにも何か通じる感も。
今回のキャラはそのDフェンスとゲッコーを併せ持ったキャラのように感じる。

ストーリーは至ってシンプルで分かりやすい。
それを演出でどう見せるかなんですが、これが最後までハラハラドキドキの緊迫感。
監督のジャン=バティスト・レオネッティ。
前作はSF「カレ・ブラン」(未見でですが)で、今回はこの手のサバイバルサスペンスのツボをよく抑えてるし分かっている。

もう一人の主役であるベン役のジェレミー・アーバイン
スピルバーグ監督「戦火の馬」で主演した若手俳優。
彼のまさに体を張った熱演も見逃せない。

他に保安官役でロニー・コックス
この人といえば「脱出」や「ザ・カー」や「ロボコップ」などなど昔はよく見かけた名脇役。
久々に拝見して懐かしかった。


前半は絶体絶命の脱出劇から、
後半はまさにマイケル・ダグラスvsジェレミー・アーバインと、
その対決も含め最後まで楽しませてくれました。
やはりね、マイケル・ダグラスはキレまくった狂気な役を演じたら最高!

ラストも意表をついた終わり方をする。
強引な感じもするがこれは好き。
このラストは申しませんが、この感じ、何か懐かしい感じもする!

個人的には大好きなタイプの作品です!
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