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2016年05月29日20:50

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映画「エンド・オブ・キングダム」

今日の朝に観て来ました!
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編です。

ジェラルド・バトラー アーロン・エッカート モーガン・フリーマン
「エンド・オブ・キングダム」London Has Fallen

ホワイトハウスが陥落された事件から2年。
イギリスの首相が謎の死を遂げる。
各国の首脳が葬儀に訪れたのだが、突如の大テロでロンドンは大パニック。
難を逃れたアメリカ大統領とシークレットサービスのマイク・バニングは多数のテロリストと戦いながら脱出しようとするが。


今年はヒーロー物除けば、純粋たるアクション映画があまり無いな…と思ってましたが、
やっと来ました待望の続編。
前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」は3年前に鑑賞し、その時に感想日記にも書いてますが、
私は概ね高評価!
その時に評したのが、

「今のダイハ−ドよりダイハードらしい」

これですね。
本家ダイハードが5とかになると、もはやジョン・マクレーンのキャラだけを借りた別物アクションになった感もあり、そんな時に公開されてまさに「こんなのが観たかった」でした。

その続編のキングダムですが、監督が私のお気に入りアントワーン・フークアから、イラン出身のババク・ナジャフィ (過去作は観た事が無くあまり知らないですが)に代わり、「どうかな?」とは思ったものの…



十分合格点の続編だった!



この手の映画、続編となると更にスケールを大きくなる。
前作はホワイトハウスだけ限定されたダイハード1のような内容。
そのダイハードも2から外に出たように、このエンドオブも外に出る。
しかし、そのスケールが半端無く大きすぎる!

ロンドンを舞台に英国首相が突如死去したことで、
世界の要人が葬儀の為、ロンドンに集結。
まるでサミットのようだ。
そういえば日本は伊勢志摩でサミットが行われたばかり。
日本公開をこの時期に合わしたかのように公開した配給会社も上手く合わしてますね。
例えたらその伊勢志摩サミットにテロリストが襲撃したら?
でもあります。
それがこの映画ではロンドンを殆ど壊滅状態に追いやるとは…
その世界の首脳陣が殆ど伊勢志摩サミットと同じ国の顔ぶれ。
もちろん日本の首相も登場します(もちろん阿部さんではありませんw)
イタリアの首相は何故か歳の離れた愛人といたり(これはイタリア男性を皮肉ってるのかw)

前作観てる方ならお分かりですが、
この続編、前作の良い点を上手く受け継ぎ更に拡大した点である。


主人公マイク・バニングは戦闘のプロで無双状態の強さ。
テロリストの大胆過ぎる襲撃シーン
その襲撃シーンから終わりまでの緊張感
とにかく主人公が倒す敵の数が数え切れないほど多い。
ユーモアさがあまり無いシリアスな作風


思い返せばこれでしょう!

主人公マイク・バニングは魅力あるけど前作ではややキャラ性が弱いかなと思ったが、
今回はそのキャラがより伝わって、前回はクールさだけだったがユーモアも少し加えたのが良
い。それが作風に少し変化があった。
それとこの映画を楽しむのは。その主人公の無双アクション。とにかく強過ぎる。
テロリストの襲撃シーン、前回も凄いが今回はとにかく凄い。アメリカ大統領以外は全て抹殺に成功してる。この手のアクション物に出てくるテロリストの中では1番の大成果(言い方は変ですが)を上げてる方。
ダイハードと違うのはユーモアな要素を殆ど排除した作風。ただ今回は多少はあったかな。

アクションシーンに関したら、大統領らとの車での逃走シーン。
主人公が車のドアを利用してのアクロバットなガンアクションがカッコいい!
また市街地でSASの特殊部隊と合流した主人公たちと、テロリスト軍団の銃撃戦。
ここは1カメラの長回しで見せる大胆な演出を見せる。
ここから敵アジトへ潜入するまでのくだりの見せ方が、ロールプレイングゲームと例えたら良いのか?そんな観てるこちらもその場に体現するような演出が良い。

ただ、ツッコミどころがあるのはご愛嬌。
これは前作でもそうだったように、テロリストがいつの間にかあんなに紛れていたのか?
この辺り、前作以上に今回は「えっそこまで潜入できるか?」と思うほど数が多過ぎ(100人以上の規模か?)
まさかね、ロンドンの近衛兵(赤い制服に高くて黒い被り物してるお馴染みの)の全員がテロリストにすり替わってる?なんて驚きましたよ(笑)
.
でもそういう部分も含めて好きなんですよ。
それなのか、どことなく80年代のシュワやスタローンが出そうなアクション映画の雰囲気もある。
2000年代からリアル志向になったアクション映画だけど、こういう無茶さも、もうあってもいいかなと思う。

それともう一つ良かったのは、バニングと大統領2人による、
バディアクション!
今回は大統領も結構活躍する。
これで思い出すのは、「エンド・オブ・ホワイトハウス」と同時期に公開された同じテーマの「ホワイトハウス・ダウン」
ダウンで警護官と大統領のバディアクションを狙ったようだけど、大統領が単なる置物状態で空回りのように思った。
エンドもダウンを意識してそれを狙ったかは知りませんが、今回は見事に成功してる。
ちなみにダウンも当時に感想日記を書いてますが、私は断然エンド派。



キャストは前作と同じ顔ぶれが。

マイク・バニング役のジェラルド・バトラー
前作同様、アクション映画では最強の部類に入るであろうバニングを好演。
代表作「300」のように筋肉質な体格に眼光の鋭さが魅力の役者。
もっとこの手の筋肉アクションに出て欲しいとも思う。
先にも書きましたが、前作のひたすらクールだった部分に今回はユーモアも少し加わり魅力がより出てきた。
前作は大統領の妻を救えなかった過去のトラウマを持つドラマ性があったので寡黙でクールなキャラであったのもあります。
それを乗り越えての余裕を持たせたバニングは、敵に宣戦布告するわ、オーバーキルな位に敵を殺りまくる、殺して捨て台詞と2作目でキャラがようやく確立したような気もする。

大統領役のアーロン・エッカート
この人といえば、やはり「ダークナイト」のハービー・デント。
最近では「アイ・フランケンシュタイン」でフランケンシュタインの怪物を演じていましたが。
そういえばジェラルド・バトラーは売れ出す前に「ドラキュリアン」でドラキュラを演じてましたから、
ある意味、ドラキュラとフランケンの最強コンビでもあった(笑)

副大統領役にモーガン・フリーマン
ご存知の名優ですが、毎年何本出るんだ?と思うほどよく見かけます。
本来ならモーガンさんの方が雰囲気で大統領ぽいけど、お年でアクションが出来ない?からもあるのかも。
本作も最後に上手く締めてくれる美味しい部分もあった。物語を締めるにはこの人の存在は圧倒的だ。

他にもアンジェラ・バセット、 メリッサ・レオ、 ロバート・フォスター、ラダ・ミッチェルなど前作と同じ顔ぶれが。
そういえば、怪優ジャッキー・アール・ヘイリーが出てたけど、ただそこにいるだけの役だった(最初は敵の内通者かと思ったが)


99分と最近の映画にしては短めで、退屈することなく楽しめるアクション大作。
3作目も出来れば是非観て見たいエンドオブシリーズでした。
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