mixiユーザー(id:9678194)

2016年05月27日16:51

140 view

ジャパニーズ・スローフード

■「味と品質にこだわりすぎの」モス、マックを蹴散らす…非効率経営でも業績絶好調の秘密
(Business Journal - 05月27日 06:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=4012716

スローフードとは端的に言ってしまえば、「ファストフードに対するアンチテーゼ」に端を発した「工業製品でなく、本来の食材や製法や文化に基づく伝統的手作り食品」の事です。

「本来の食材」とは、どこでどのようにして収穫されたか分からないような食材ではなく、身元も育ちもちゃんとした食材ということだと思います。
「本来の製法」とは、本来の食材でつくり、余計なもの殊工業製品のような添加物など入れずに、素直に素朴に作るという事だと思います。

日本におけるそれは、元来人とのつながりを重視する事で体現されてきたと思います。
つまり、日本では仕入先との関係を密にし信頼ある取引関係を構築する事で、食材一つ一つが「本来の食材」かどうかを見極めなくても、その仕入先が持ってきてくれるものは「本来の食材」である、という信頼関係こそがジャパニーズ・スローフードだったのだと思います。

モスが行っている、農家と生産契約をし、更にその契約生産者と農業法人を設立する、というのは、正に今日のシステムに基づいた信頼ある関係だと思います。
これは、モスに限らず塚田農場等他の飲食店でも行われ始めています。
もちろん、信頼ある関係とは生産者とだけではなく、食材でいえば仲買人にも当てはまります。

値段も一つの要素ではありますが、それだけでなく少し前は無機質な関係を望む風潮がありました。
コンビニエンスストアやファストフードを初めとするFCに見られるマニュアル対応がそれです。
今、それは回帰しつつあります。
モスを初めとするスローフード的な取り組みが評価されているのがその証明ではないでしょうか。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する