「犯人が悪いのは当たり前。でも……」の比較（追記有）

アイドルの母 京都府警に相談
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4005771

この手の事件（若い可愛い女の子が野獣のような男の被害者になる・往々にして性愛がらみ）だとお約束のように現れる論調があるよね。
犯人が悪いのは当たり前、でも当人も防げなかったか？
そういう人間が一定数いるのは仕方ない、いやならアイドルみたいに自分を見せものにする仕事はするな。ほかの職業をえらんでいたらこんなめにあわなかったはず、自己責任。

じゃあ、福山雅治の妻―吹石さんが、もしも自宅侵入者、女ストーカーに刃物でめった刺しにされていたら？
女が悪いのは当たり前だが、たとえセキュリティつきのマンションでも管理する側がストーカーならどうしようもない。こういう人間が一定数いるのは仕方がないこと。嫌なら不特定多数に自分自身を売るようなアイドル俳優、アイドル歌手をやめろ。そんな仕事で銭稼いでおいて被害者ぶるな。自己責任。


今朝この二つのニュースが連続して報じられていたので比較してみました。
理屈としては同じなのに、男性俳優・歌手が被害に遭うと、後者のようなな論調がほとんどない。まことに不思議です。
私的にはもちろん、この理屈は言語道断だと思ってます。

そもそもこの「アイドル」と呼ばれてる人、一応シンガーソングライターですよね？

スカウトされたにしろ、路上ライブで人気集めてデビューしたにしろ、男でも女でも、人前で歌うのがシンガーの仕事。それを「近すぎる、危険」と言われたら、
まずライブはもってのほかだし、あとは覆面歌手しかないですねえ。