平蔵の29erMTB
スポーツデポ長野店でハンドル幅をオリジナルからさらに3cmづつ 左右合計6cm切り取って切り詰めました。
ほぼクロスバイクのフラットバーハンドルの幅と同様です。
ところで、公道道路交通法第六十三条の四により歩道を走ることのできる普通自転車は長さ190cm以下、幅60cm以下とすることが道路交通法施行規則で定められています。
そこで気になるのがハンドルバーでMTB用として幅60cmを越えるものが普通に流通していることです。
本来非舗装路の凸凹の山道や、29erが出てきたのは巡航速度よりも、ちょっとした丸太を乗り越えるにはタイヤの直径は大きい方が有利とのあくまで悪路対策がメイン。
MTBとは本来そういう悪路専用バイクだけに、20年以上前には流行したものの、道路の舗装のよい現在では売れなくなったのも無理はないと、佐渡ロングライド210の同室の皆さんと話題になりました。
実際に田舎では多少は見かけるMTBでのジテツウも、都心らでは見かけなくなるのも路面が完全に平坦だからですね。
他に子供がなぜかMTBルック車を乗っていて、大人になってはもう重いMTB乗りたがらないそう。
MTBが幅広ハンドルであるのは、そういう悪路での操作性を増すためで、舗装路ではまったく機能的にも不要です。
ハンドルグリップ(バーエンド)の厚さを考慮すると公道を走る普通自転車のハンドルバーの幅は58cmまでです。
歩行者や自転車どおしのすれ違いに危険があるからです。
ちなみに平蔵のロードのそれは40センチ台の幅です。
購入者が公道歩道以外の場所でそれらのハンドルをつけて走る分、また、ブランドが好きで58cmの幅にカットして使用する分には問題ありませんが、仮に道交法を知らないで「カッコいいから」だけでこれらのハンドルバーをつけて歩道を走っていたら・・・。
幅60cm以上のハンドルバーに対して下記の注意表示の責任が販売者にあると思うのですが、インターネット販売でこの表示を見たことがありません・・。
「貴方のMTBの幅広ハンドルバーでは歩道を走ることはできません。違法走行です!」
ちなみにMTBで練習すればロードバイクが速くなるというのは、半分以上は違うと思います。
ポジションがまるで違いますので、それぞれで形成される筋肉や、筋肉の使い方は微妙どころかかなり違うので。
MTBで早くなりたければMTB ロードでならロードで練習が合理的で効率的です。
もし自分が次ぎにMTBを買うとすれば標準的な日本人身長なので、27.5erにします。
取り回しがとにかく29erは良くない。
巡航速度も、ミニベロや26インチのママチャリで佐渡ロングライド210をロードと変わりない速度で完走できる人もいます。
タイヤ径が大きいとスピードが出るというのは半分はウソで、正確には遠心力が大きくなるから、いったん乗った巡航速度を維持しやすいのが正解。
ならば、他の小さな口径でも同じ速度に加速はむしろ早く上がりますし、脚さえあれば維持もできる。
巡航速度維持なら、あえて重いタイヤにするのも一考で29er大口径MTBを日本の舗装路で走らせるメリットはほとんど見つかりません。
正直練習ならMTB本来の26やせいぜい27.5erでの小回り等取り回しの良さを優先させた方が本来と思いますね。
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