ゴミ問題の難しさ

■千葉や神奈川でバーベキューのマナー違反が問題に。地元住民からも怒りの声
(HARBOR BUSINESS Online - 05月08日 09:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=219&from=diary&id=3981664


記事のようなマナー違反にせよ不法投棄にせよ、ゴミ問題の難しさは「捨てたもの勝ち」にあると思います。
特に、最近は「ゴミをちゃんと捨てるという事が面倒」というだけでなく、ゴミをちゃんと捨てる事にお金がかかります。であれば、そこらへんに捨ててしまえば手間もかからないお金もかからない、いいこと尽くめな訳です。
その場所を使用禁止や侵入禁止にしても、場所は他にもあります。社会問題としては、その場所の問題が解決すれば良い、という事ではないはず、と考えれば他の場所で同じことをされれば問題解決にはなりません。

「捨てたもの勝ち」にしないシステム・・・
例えば、全ての価格にゴミ処理税のような上乗せがあり、ゴミを法令遵守して捨てればその分還付がある、と言うように問題ある捨て方したものが損するようなシステムにすれば、ポイ捨ても含めゴミ問題は画期的に解消すると思います。
もちろん、これは「捨てたもの勝ち」にしない事だけを短絡的に考えた政策であり、実現可能だとは思いませんが。（一例を挙げれば、消費するものにも上乗せがあるはずなのに、それについては還付が受けられない実質値上げになってしまう、という問題があります。他にも少し考えればこの政策の杜撰さは簡単に思いつきます。）

そんな政策に頼らず、それぞれのモラルで問題が起こらなければそれが理想です。
その為には、人を思いやる人と生きる、そんな教育が必要なのだと思います。
そのような時に会津の「什の掟」というのを思い出します。