初夏の候、五月の風の爽快さはたまらない。
はためく鯉のぼりの気持ちも・・・よく分かる。
沿道ではクワデエーサーが大きな葉の緑の濃淡を見せて、涼しげな木陰を作っている。
明日は今日にも益した夏日になるらしい。
さて、五月と言えば、
「ハルシャギク」
私にとっては、思い出深い初夏を告げる季節の花だ。
そもそもこの花との出会いは、もうかれこれ十二、三年ぐらい前。
島根県の、とある小さな田舎町の一軒の農家の庭先だった。
細身で派手さや豪華さはないものの、見るからに軽快にそして繊細にと自由奔放になびくその
姿がとても誇らげに思えた花。
陽光をあびたその花はあちこちに点在して風に吹かれ、辺りの空気を浄化しているようだった。
その姿にすっっかりに
一目ぼれしてしまった私 !!
その後、この居場所に引っ越し、ボランテイアの「花あいかだん」を思い立ってほどなくだった。
わが家にハルシャギクを迎え入れた時の嬉しさは言うまでも無し。
あれから早や五年。
いつの間にか,その姿が消え失せてしまった年もあったけれど、今年はしっかりした株となり、やっと数日前から咲き始めた。
場所は、砂地で少々悪条件のガジュマルの樹の下。
蕾は赤く可愛い小丸の形です。
日に日に大様に広がりを見せて来る「ハルシャギク」
風で揺られるたびに、まるで小さな幸せをまき散らしているかのように見える花です。
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