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2016年04月17日16:43

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余計なお世話だけどさ

熊本は大変。ささやかながら義援金も出させていただくし、カミさんもせっせと熊本産の食べ物を買ってきたりしているけど、今さらながらテレビに出てくる活断層の地図にはぞっとする。阪神から東北に触れて、今度は九州だろ。最後にドッカーン!で、俺の人生も終わりかなってマジで思う。

熊本の地震で、ここのところのニュースが全部吹っ飛んでしまったけど、自分としては「“世界で一番貧しい大統領” と言われたホセ・ムヒカが教えてくれたこと」は、最近のニュースの中ではピカイチのものだったと思う。ただテレビで紹介する際に、無用なキャスターとかコメンテーターとかがしゃしゃり出てくるのは不快だったけどね。そもそもホセ・ムヒカ氏の言うことを、一番汚して回っているのが常日頃のマスコミじゃんと思うだけに。

僕なんか「あなたは幸せですか?」なんて聞かれたら「そんなわけないじゃん」と、つい答えたくなっちゃう。というのも、つい最近、年金機構からお手紙が届いて、そこには今まで自分が払い込んだ厚生年金保険の額と、将来、65歳以降ってことでいいと思うんだけど、受け取れる年金の見込み額ってのが記載されていて、何よ、月割にしたら生活保護の額にも達しないじゃんって。大学卒業以後、いくら安月給だといったって一応切れ目なく払い続けてきて、これっぽっち?

“一億総活躍の時代”とか言っちゃって、要は死ぬまで働けってことじゃん。いや、別にそれはいいんだよ。でも働きたくたって体壊しちゃったりしたらどうすんの?とか、親の介護だって差し迫った問題だしさ、なんか幸せなビジョンってのが全然見えない。

とは言え、笑っちゃうくらいの安月給とはいえ一応は正社員、マンションは持ち家だし、少なくても借金がないだけ、自分は相当ましな部類だとも思うので、他の人たちってどうするんだろって余計な心配しちゃうね。アベノミクスを謳歌して、高級なワインを傾けている人なんか、国民の何パーセントいるのよ。そんなテレビに映っているような人たちはどうでもいいわけで、テレビに映らない大多数の人たちの方はよほど大変なんじゃないかなって。

ホセ・ムヒカ氏の「日本の若者たちは本当に幸せですか?」っていう質問に、世間の大人たちはきちっとした答えを出していかなきゃいけないんじゃないのって、マジで思うけどな。

今週の映画は「バケモノの子」を(監督:細田守/声:役所広司、宮崎あおい、染谷将太)を観ました。渋谷の街とバケモノたちが住まう「渋天街(じゅうてんがい)」という2つの世界を交錯させながら、バケモノと少年の奇妙な師弟関係や親子の絆を描く。

細田守版「千と千尋の神隠し」という感じ。どちらがいいかというと、どちらもすごくいい。共通しているのは、「時をかける少女」や「風の谷のナウシカ」の頃に比べて、声優陣がどんどん豪華になっている点と、世界観がますます複雑というか、わかりにくくなっている点。宮崎駿監督が事実上引退してしまって、ジブリがすっかり勢いを落としてしまっている今、細田監督にはまだまだ頑張ってもらって、素晴らしい作品を期待したいところ。
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