仕事の帰り道である。
オイラは自転車を走らせ道を渡ろうとしていた。
目の前をタクシーが通りその後ろに行き進もうとした。
そしたら、タクシーがバックをしたのであった。
オイラは逃げることができずタクシーにぶっつかってしまった。
幸い、タクシーの動きがゆっくりだったので、横転することがなく左足で安定を取ることができた。
タクシーにはお客さんが載っていたようで、お客さんが驚いて後ろを見る姿が見えた。
そして、タクシーの運転手が慌てて車から出てきた。
多分、突然事故を起こしてしまった驚きで運転手、アル中の人が酒が切れた時のように小刻みに震え、オイラに近づいて来た。
さいわい、ケガをしたわけではないので、運転手を安心させてあげた。
運転手は自分の会社と自身の名前と電話番号を伝え、何度も「大丈夫ですか」と言い、去っていった。
ちなみに、オイラはこのタクシーのナンバーを写メで撮っておいた。
もし、何か起きたら訴えてやるが。
しかし、冷静に考えたら、下手をしたら横転して、大けがをしたか、死んでいたかもしれない。
でも、かすり傷どころか、何もなく助かったのである。
きっと代々木八幡宮のお稲荷様の気のおかげだとオイラ思った。気がオイラを助けてくれたに違いないと思えてくるのであった。
それを考えると気に感謝である。
そんな気に助けられたと思うと、自分の人生自体、苦しいことがあってもなんとかやっていけるという自信も付いてしまっていた。
でも、なんであの時、タクシーはバックをしたのであろうか?
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