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2016年03月30日22:05

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「さ入れ言葉」に注意

言葉の乱れの中で特に気になるのが「さ入れ言葉」だ。本来、助動詞の「せる」と「させる」といった五段活用の動詞には「せる」をつけ、それ以外の動詞(「受ける」「着る」等)には「させる」をつけるのが原則だ。本来「せる」をつけるべき動詞に「させる」をつけた表現が「さ入れ言葉」だ。書いた本人は相手に対して敬意を示したつもりだろうが、せっかくの気配りも相手に「言葉を知らない」「過剰な丁寧さがイヤらしい」と思われては本末転倒だ。こないだ、若いねーちゃんが「させていただきますって言わなくちゃいけないはずだ」ってクレームをつけていたけど、あんたの日本語のほうがおかしいと思ったよ。
「さ入れ言葉」同様、やり玉に挙げられるのが「ら抜き言葉」だ。最近は「見れる」「食べれる」「着れる」などの言葉をよく耳にするけど、これらが「ら抜き言葉」だ。正しくは「見られる」「食べられる」「着られる」となるものだよね。でも、この頃は「ら抜き」言葉を許容する勢力も台頭してきているようにみえる。結構市民権を得ているようなので誤用かどうかの判断が分かれるところになっちゃう。


さ入れ言葉の例
宅急便で送らさせていただきます。
喜んでやらさせていただきます。
資料を読まさせていただきました。
書類を預からさせていただきます。
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