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2016年03月27日16:50

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53ですが何か?

 今週は誕生日でしたよ。めでたくもなし。53でございます。生きているだけで人から祝ってもらえる有難い日のはずなんですがね、その日の朝から私は見事に熱発です。

 髪の毛が鉄条網みたいな年配の女医さんに鼻の奥を綿棒でつつかれ、「あ〜こりゃインフルエンザだね。ワクチン打ったの?あー、去年の秋。効き目切れちゃってたんだね〜」と笑って言われ(「ハハハ」とこちらも力なく笑い)、今週はひたすら眠って過ごしました。五日目の朝にやっと熱が下がりましたけどね、まだ体がフワフワしてて頼りない。

 五日間、ずいぶん夢を見たけど、内容は全然覚えていない。でも結構子供の頃の夢ばかり見てた気がする。

 自分の場合、いわゆる遅生まれなんだけど、これってずいぶんいろいろな意味で損してたような気がするって、今さらながら思ったりして。だって早生まれの連中とは丸一年遅く生まれて同じ学年に放りこまれるわけでしょ。大人になってしまえばともかく、子供の頃の一年の差って体力的にも、よりむしろ精神的に相当の差だと思うんだよね。同じ学年の中でずいぶん非力で幼いというハンデを背負いながら、頑張らされていたと思うんだよな。

 あと、夢の中に出てきた子供の頃に住んでた家なんだけどさ、町の一番はずれにあって家の前の道が隣の市との境界だった。国道まで30分以上歩いて出てからバスに乗って、さらに40分以上かけて学校に通ってた。大人になってやっと気がついたんだけど、ちょっと越境して隣の市の学校に行けていたら、歩いて十分もかからないところに、その隣の市の小学校、中学校があったりしたんだよね。

 ほんの2週間、ほんの通り一つのズレで実は俺の少年時代、かなり損をしていたんじゃないかと、40年かけて風邪で朦朧とする意識の中で気がついたという。まあ別に虐められたわけでもないし、無邪気に楽しい少年時代ではあったのでいいんだけどさ、なんだかね。

 今週の映画は「イニシエーション・ラブ」を(監督:堤幸彦/出演:松田翔太、前田敦子)を観ました。乾くるみの人気小説を映画化。原作は、最後の2行に仕掛けられたどんでん返しが評判を呼び、発表から10年以上を経て130万部を超えるベストセラーになった話題作。

 いやあ、みごとに騙されてしまった。アイデアの勝利だね。前田のあっちゃん、可愛いかった。80年代バブル世代(バブルとは無縁だったけど)の自分としては、あるあるネタ満載でそれも楽しかったです。
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