終わるのが遅かったね

自分勝手な思想とか、好みとか。作品にそれを織り込むのは普通のことなんだけど

料理漫画は、特にオーバーな表現が多くて、ふつうはそこが「あぁマンガだからね」とわかるようになってる
味平でもザ・シェフでも食キングでもそう。「ばりごく麺」はかなり無茶苦茶だったし、そこは作者も読者もわかった上で楽しんでた

でも「美味しんぼ」は影響力が強すぎ。漫画ならではの誇張なのに、真に受ける人が居すぎなの

化学調味料を作者が嫌いだと思うのは個人の自由。それを描くのも自由。読むのも自由
でも現実では使われるし、悪いものじゃないし
名前を言えば「えっ！？」て思うような、とある和食の有名人が「味の素と鰹節で、ふっくらとしたいいダシができますよ。弟子にも教えてます。ちゃんとした技法でしてね」と、ずっと前のdancyuに書いてたこともある

「美味しんぼ」は、そういうリアルを無視してる。あれはファンタジーの漫画だったよ

こんなにたくさんの人を振り回して、長い間続くって凄いな
そこにだけ「すごい」と思う

すごい「ファンタジー」だなって




「美味しんぼ」連載終了の意向、原作者が構想「楽しく騒いで大団円」。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=3910282