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2016年03月15日12:09
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【解説】ポルシェ９２８(１９７７〜１９９５)
１９７３年、ポルシェＡＧの当時の社長であるエルンスト・フールマンの主導により、９１１に代わる次世代のフラッグシップモデルとして企画・開発され、７７年３月に発表されたのが９２８です。
※この当時、９１１シリーズは将来的に廃止される予定でした。
１９７７ポルシェ９２８
１９７７ポルシェ９２８ ＵＳモデル
２＋２ボディのエクステリア最大の特徴は、何と言ってもポップアップ式のヘッドランプでしょう。
後に４気筒ＦＲモデルの９６８や、９６４型９１１ターボ３．６の限定モデルにも採用されています。
ホイールは１５インチのテレフォンダイヤルタイプが標準で、１６インチも用意されました。
ロングノーズ／ショートデッキスタイルのＦＲクーペである９２８には、新開発の４４７４ｃｃＶ型８気筒ＳＯＨＣ１６バルブエンジンを採用、２４０ｐｓ／５２５０ｒｐｍ、３７ｋｇｍ／３６００ｒｐｍを発生しました。
駆動系にはトランスアクスル方式を採用し、前後重量配分を適正化させています。
トランスミッションは５速マニュアルとダイムラーベンツ製の３速オートマチックが用意されました。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン／コイル、リヤはセミトレーリングアーム／コイルの４輪独立懸架、特にリヤは９２８のために開発された『バイザッハ・アクスル』が採用されています。
バイザッハ・アクスルはトレーリングアームのフロント側取り付け部がコーナリング時の荷重変化によって可動し、旋回外側のリヤタイヤのトーを最大でイン２°まで変化させることでオーバーステアを軽減させるほか、急激なアクセルオフ時やブレーキング時の荷重移動の際にもトーイン方向へ可動して安定性を高めるという、機械的な４ＷＳ機構を持った画期的なサスペンションでした。
これは後の日本車の４ＷＳやマルチリンク式サスペンションに大きな影響を与えました。
日本では１９７８年に発売。
排出ガス規制への対応のため本国仕様よりも圧縮比が低く設定され(８．５)、２３０ｈｐ／５２５０ｒｐｍ、３５ｋｇｍ／３６００ｒｐｍを発生、８１年モデルから燃料供給装置がＫジェトロニックからＬジェトロニックへ変更、また圧縮比が９．０にアップし、２３１ｐｓ／５５００ｒｐｍ、３６．７ｋｇｍ／４０００ｒｐｍに出力が向上しました。
９２８は８２年まで生産されました。
☆１９７８ ポルシェ９２８ 車両諸元
全長：４４４８ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１３１３ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５２／１５２９ｍｍ
車両重量：１４５１ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＯＨＣ１６バルブ
ボア×ストローク：９５×７８．９ｍｍ
総排気量：４４７４ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：２４０ｐｓ／５２５０ｒｐｍ
最大トルク：３７ｋｇｍ／３６００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
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最終減速比：２．７５０
トランスミッション：３速オートマチック
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最終減速比：２．７５０
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：７Ｊ×１５ または ７Ｊ×１６
タイヤサイズ：２１５／６０ＶＲ１５ または ２２５／５５ＶＲ１６
１９７９年には高性能モデルの９２８Ｓが発表され、８０年からヨーロッパとオーストラリアで発売されました。
１９８０ポルシェ９２８Ｓ
１９８０ポルシェ９２８Ｓ ＵＳモデル
エンジンは２ｍｍのボアアップにより４６６４ｃｃに排気量を拡大、２９９ｐｓ／５９００ｒｐｍ、３９．２ｋｇｍ／４５００ｒｐｍを発生しました。
ホイールは１６インチが標準となりブレーキも強化、サスペンションの変更によって車高が低められ、前後のスポイラーも追加されています。
インテリアでは４スポークステアリングを採用したほか、パワーシートがオプション設定されました。
日本では８１年に発売されました。
当時まだ日本ではリヤスポイラーは認可されていなかったため装備されませんでした。
エンジンは排ガス対策仕様のため２７０ｐｓ／５７５０ｒｐｍとなっていました。
☆１９８０ ポルシェ９２８Ｓ 車両諸元
全長：４４４８ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５０／１５２０ｍｍ
車両重量：１４５０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＯＨＣ１６バルブ
ボア×ストローク：９７×７８．９ｍｍ
総排気量：４６６４ｃｃ
圧縮比：１０．４
最高出力：２９９ｐｓ／５９００ｒｐｍ
最大トルク：３９．２ｋｇｍ／４５００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
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最終減速比：２．７５０
トランスミッション：３速オートマチック
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最終減速比：２．７５０
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：７Ｊ×１６
タイヤサイズ：２２５／５５ＶＲ１６
日本仕様においては１９８４年に９２８Ｓ２(日本仕様)が発売されました。
これは仕様変更によって２６５ｈｐとなったエンジンを搭載するほか、リヤスポイラーが日本でも認可されたのに伴い装着されています。
また、この年からＡＴ車のミッションがダイムラーベンツ製の４速に変更されています。
１９８５年、大きく改良されたエンジンを搭載する９２８Ｓ(いわゆる９２８Ｓ２)が発売されました。
１９８５ポルシェ９２８Ｓ２
１９８５ポルシェ９２８Ｓ２ ＵＳモデル
エンジンは３ｍｍボアアップにより４９５７ｃｃに排気量を拡大、さらに４バルブＤＯＨＣのシリンダーヘッドを採用しました。
燃料供給装置はボッシュＬＨジェトロニックです。
最高出力は２９２ｐｓ／５７５０ｒｐｍ、最大トルクは４２ｋｇｍ／２７００ｒｐｍを発生しました。
内外装に大きな変更はありませんが、仕向地によって『９２８Ｓ２』のステッカーが取り付けられています。
エンジンルームを観ると新しいインテークマニホールドを採用していることで判別が可能です。
☆１９８５ ポルシェ９２８Ｓ２ 車両諸元
全長：４４４８ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５０／１５２０ｍｍ
車両重量：１５３０ｋｇ ※ＡＴ車は１５５０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×７８．９ｍｍ
総排気量：４９５７ｃｃ
圧縮比：９．３
最高出力：２９２ｐｓ／５７５０ｒｐｍ
最大トルク：４２ｋｇｍ／２７００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル または ４速オートマチック
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：７Ｊ×１６
タイヤサイズ：２２５／５５ＶＲ１６
１９８７年、エクステリアデザインを大きく変更した９２８Ｓ４が発売されました。
１９８７ポルシェ９２８Ｓ４
１９８７ポルシェ９２８Ｓ４ ＵＳモデル
Ｍ２８／４１型エンジン
９２８シリーズのＭＴ車はレーシングパターンの５速ＭＴを採用しています。
Ｍ２８／４１型(ＡＴ車はＭ２８／４２型)エンジンは３２０ｐｓ／６０００ｒｐｍ、４３．９ｋｇｍ／３０００ｒｐｍを発生し、５速マニュアルまたは４速オートマチックが用意されました。
９２８Ｓ後期モデルから採用されている４速オートマチックミッションは、通常のＤレンジでは常に２速発進するように制御されており、１速を使うには１速固定のＧ(ゲレンデ)レンジにシフトする必要がありました。
大きく変更されたエクステリアは、新デザインの前後バンパー、フロントコンビネーションランプ、テールランプユニット、ウイング形状のリヤスポイラーが特徴となっています。
また、９２８Ｓから採用されているディッシュタイプのホイールが新デザインになっています。
☆１９８７ ポルシェ９２８Ｓ４ 車両諸元
全長：４５２０ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５１／１５４６ｍｍ
車両重量：１５５０ｋｇ ※ＡＴ車は１５８０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８／４１ ※ＡＴ車はＭ２８／４２
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×７８．９ｍｍ
総排気量：４９５７ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：３２０ｐｓ／６０００ｒｐｍ
最大トルク：４３．９ｋｇｍ／３０００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル または ４速オートマチック
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２２５／５０ＺＲ１６ Ｒ２４５／４５ＺＲ１６
１９８８年には限定モデルのクラブスポーツが発売されました。
９２８Ｓ４の５速ＭＴ車をベースに１００ｋｇの軽量化、ワイドトレッド化、ローギヤードファイナルレシオ、ロック率４０％のＬＳＤ、フロント８Ｊ／リヤ９Ｊの１６インチホイール、専用のボディストライプなどが奢られています。
１９９０年、５速ＭＴ専用モデルの９２８ＧＴが発売されました。
１９９０ポルシェ９２８ＧＴ
１９９０ポルシェ９２８ＧＴ ＵＳモデル
インテークポートやカムシャフトが変更されたＭ２８／４７型エンジンは３３０ｐｓ／６２００ｒｐｍ、４３．９ｋｇｍ／４１００ｒｐｍを発生しました。
サスペンションもスポーツサスペンションが装備され、走行性能が高められています。
☆１９９０ ポルシェ９２８ＧＴ 車両諸元
全長：４５２０ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５１／１５４６ｍｍ
車両重量：１５８０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８／４７
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×７８．９ｍｍ
総排気量：４９５７ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：３３０ｐｓ／６２００ｒｐｍ
最大トルク：４３．９ｋｇｍ／４１００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
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Ｒ：３．３０６
最終減速比：２．７２７
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２２５／５０ＺＲ１６ Ｒ２４５／４５ＺＲ１６
１９９２年、最終モデルとなる９２８ＧＴＳが発売されました。
１９９２ポルシェ９２８ＧＴＳ
エクステリアではフェンダーが拡大され、リヤガーニッシュが追加されています。
ホイールは９６４カップデザインの１７インチに変更されています。
インテリアでは運転席／助手席エアバッグが装備され、ステアリングホイールのデザインが変更されました。
エンジンはストロークアップによって５３９６ｃｃとなったＭ２８／４９型(ＡＴ車はＭ２８／５０型)を搭載、３４０ｐｓ／５７００ｒｐｍ、５０．９ｋｇｍ／４２５０ｒｐｍを発生しました。
カップデザインの１７インチホイールは、後に９１１シリーズが９９３型に切り替わったのに合わせてデザインが変更されています。
☆１９９２ ポルシェ９２８ＧＴＳ 車両諸元
全長：４５２０ｍｍ
全幅：１８５０ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５２／１５４５ｍｍ
車両重量：１６００ｋｇ ※ＡＴ車は１６４０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８／４９ ※ＡＴ車はＭ２８／５０
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×８５．９ｍｍ
総排気量：５３９６ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：３４０ｐｓ／５７００ｒｐｍ
最大トルク：５０．９ｋｇｍ／４２５０ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
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Ｒ：３．３０６
最終減速比：２．７２７
トランスミッション：４速オートマチック
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Ｒ：５．５９０
最終減速比：２．５３８
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７．５Ｊ×１７ Ｒ９Ｊ×１７
タイヤサイズ：Ｆ２２５／４５ＺＲ１７ Ｒ２５５／４０ＺＲ１７
９２８シリーズは９５年に販売を終了、およそ６１０００台が生産され、単一形式のモデルとしてはポルシェ史上最も長い期間生産されたモデルとなりました。
☆おまけ
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９２８Ｓ４が登場したアーケードゲーム『タイトー・チェイスＨ．Ｑ．』のプレイ動画です。
※この当時、９１１シリーズは将来的に廃止される予定でした。
１９７７ポルシェ９２８
１９７７ポルシェ９２８ ＵＳモデル
２＋２ボディのエクステリア最大の特徴は、何と言ってもポップアップ式のヘッドランプでしょう。
後に４気筒ＦＲモデルの９６８や、９６４型９１１ターボ３．６の限定モデルにも採用されています。
ホイールは１５インチのテレフォンダイヤルタイプが標準で、１６インチも用意されました。
ロングノーズ／ショートデッキスタイルのＦＲクーペである９２８には、新開発の４４７４ｃｃＶ型８気筒ＳＯＨＣ１６バルブエンジンを採用、２４０ｐｓ／５２５０ｒｐｍ、３７ｋｇｍ／３６００ｒｐｍを発生しました。
駆動系にはトランスアクスル方式を採用し、前後重量配分を適正化させています。
トランスミッションは５速マニュアルとダイムラーベンツ製の３速オートマチックが用意されました。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン／コイル、リヤはセミトレーリングアーム／コイルの４輪独立懸架、特にリヤは９２８のために開発された『バイザッハ・アクスル』が採用されています。
バイザッハ・アクスルはトレーリングアームのフロント側取り付け部がコーナリング時の荷重変化によって可動し、旋回外側のリヤタイヤのトーを最大でイン２°まで変化させることでオーバーステアを軽減させるほか、急激なアクセルオフ時やブレーキング時の荷重移動の際にもトーイン方向へ可動して安定性を高めるという、機械的な４ＷＳ機構を持った画期的なサスペンションでした。
これは後の日本車の４ＷＳやマルチリンク式サスペンションに大きな影響を与えました。
日本では１９７８年に発売。
排出ガス規制への対応のため本国仕様よりも圧縮比が低く設定され(８．５)、２３０ｈｐ／５２５０ｒｐｍ、３５ｋｇｍ／３６００ｒｐｍを発生、８１年モデルから燃料供給装置がＫジェトロニックからＬジェトロニックへ変更、また圧縮比が９．０にアップし、２３１ｐｓ／５５００ｒｐｍ、３６．７ｋｇｍ／４０００ｒｐｍに出力が向上しました。
９２８は８２年まで生産されました。
☆１９７８ ポルシェ９２８ 車両諸元
全長：４４４８ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１３１３ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５２／１５２９ｍｍ
車両重量：１４５１ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＯＨＣ１６バルブ
ボア×ストローク：９５×７８．９ｍｍ
総排気量：４４７４ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：２４０ｐｓ／５２５０ｒｐｍ
最大トルク：３７ｋｇｍ／３６００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
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最終減速比：２．７５０
トランスミッション：３速オートマチック
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最終減速比：２．７５０
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：７Ｊ×１５ または ７Ｊ×１６
タイヤサイズ：２１５／６０ＶＲ１５ または ２２５／５５ＶＲ１６
１９７９年には高性能モデルの９２８Ｓが発表され、８０年からヨーロッパとオーストラリアで発売されました。
１９８０ポルシェ９２８Ｓ
１９８０ポルシェ９２８Ｓ ＵＳモデル
エンジンは２ｍｍのボアアップにより４６６４ｃｃに排気量を拡大、２９９ｐｓ／５９００ｒｐｍ、３９．２ｋｇｍ／４５００ｒｐｍを発生しました。
ホイールは１６インチが標準となりブレーキも強化、サスペンションの変更によって車高が低められ、前後のスポイラーも追加されています。
インテリアでは４スポークステアリングを採用したほか、パワーシートがオプション設定されました。
日本では８１年に発売されました。
当時まだ日本ではリヤスポイラーは認可されていなかったため装備されませんでした。
エンジンは排ガス対策仕様のため２７０ｐｓ／５７５０ｒｐｍとなっていました。
☆１９８０ ポルシェ９２８Ｓ 車両諸元
全長：４４４８ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５０／１５２０ｍｍ
車両重量：１４５０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＯＨＣ１６バルブ
ボア×ストローク：９７×７８．９ｍｍ
総排気量：４６６４ｃｃ
圧縮比：１０．４
最高出力：２９９ｐｓ／５９００ｒｐｍ
最大トルク：３９．２ｋｇｍ／４５００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
�。魁ィ僑娃�
�■押ィ苅僑�
��１．８１９
�ぃ院ィ械苅�
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最終減速比：２．７５０
トランスミッション：３速オートマチック
�。押ィ械娃�
�■院ィ苅娃�
��１．０００
最終減速比：２．７５０
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：７Ｊ×１６
タイヤサイズ：２２５／５５ＶＲ１６
日本仕様においては１９８４年に９２８Ｓ２(日本仕様)が発売されました。
これは仕様変更によって２６５ｈｐとなったエンジンを搭載するほか、リヤスポイラーが日本でも認可されたのに伴い装着されています。
また、この年からＡＴ車のミッションがダイムラーベンツ製の４速に変更されています。
１９８５年、大きく改良されたエンジンを搭載する９２８Ｓ(いわゆる９２８Ｓ２)が発売されました。
１９８５ポルシェ９２８Ｓ２
１９８５ポルシェ９２８Ｓ２ ＵＳモデル
エンジンは３ｍｍボアアップにより４９５７ｃｃに排気量を拡大、さらに４バルブＤＯＨＣのシリンダーヘッドを採用しました。
燃料供給装置はボッシュＬＨジェトロニックです。
最高出力は２９２ｐｓ／５７５０ｒｐｍ、最大トルクは４２ｋｇｍ／２７００ｒｐｍを発生しました。
内外装に大きな変更はありませんが、仕向地によって『９２８Ｓ２』のステッカーが取り付けられています。
エンジンルームを観ると新しいインテークマニホールドを採用していることで判別が可能です。
☆１９８５ ポルシェ９２８Ｓ２ 車両諸元
全長：４４４８ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５０／１５２０ｍｍ
車両重量：１５３０ｋｇ ※ＡＴ車は１５５０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×７８．９ｍｍ
総排気量：４９５７ｃｃ
圧縮比：９．３
最高出力：２９２ｐｓ／５７５０ｒｐｍ
最大トルク：４２ｋｇｍ／２７００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル または ４速オートマチック
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：７Ｊ×１６
タイヤサイズ：２２５／５５ＶＲ１６
１９８７年、エクステリアデザインを大きく変更した９２８Ｓ４が発売されました。
１９８７ポルシェ９２８Ｓ４
１９８７ポルシェ９２８Ｓ４ ＵＳモデル
Ｍ２８／４１型エンジン
９２８シリーズのＭＴ車はレーシングパターンの５速ＭＴを採用しています。
Ｍ２８／４１型(ＡＴ車はＭ２８／４２型)エンジンは３２０ｐｓ／６０００ｒｐｍ、４３．９ｋｇｍ／３０００ｒｐｍを発生し、５速マニュアルまたは４速オートマチックが用意されました。
９２８Ｓ後期モデルから採用されている４速オートマチックミッションは、通常のＤレンジでは常に２速発進するように制御されており、１速を使うには１速固定のＧ(ゲレンデ)レンジにシフトする必要がありました。
大きく変更されたエクステリアは、新デザインの前後バンパー、フロントコンビネーションランプ、テールランプユニット、ウイング形状のリヤスポイラーが特徴となっています。
また、９２８Ｓから採用されているディッシュタイプのホイールが新デザインになっています。
☆１９８７ ポルシェ９２８Ｓ４ 車両諸元
全長：４５２０ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５１／１５４６ｍｍ
車両重量：１５５０ｋｇ ※ＡＴ車は１５８０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８／４１ ※ＡＴ車はＭ２８／４２
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×７８．９ｍｍ
総排気量：４９５７ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：３２０ｐｓ／６０００ｒｐｍ
最大トルク：４３．９ｋｇｍ／３０００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル または ４速オートマチック
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２２５／５０ＺＲ１６ Ｒ２４５／４５ＺＲ１６
１９８８年には限定モデルのクラブスポーツが発売されました。
９２８Ｓ４の５速ＭＴ車をベースに１００ｋｇの軽量化、ワイドトレッド化、ローギヤードファイナルレシオ、ロック率４０％のＬＳＤ、フロント８Ｊ／リヤ９Ｊの１６インチホイール、専用のボディストライプなどが奢られています。
１９９０年、５速ＭＴ専用モデルの９２８ＧＴが発売されました。
１９９０ポルシェ９２８ＧＴ
１９９０ポルシェ９２８ＧＴ ＵＳモデル
インテークポートやカムシャフトが変更されたＭ２８／４７型エンジンは３３０ｐｓ／６２００ｒｐｍ、４３．９ｋｇｍ／４１００ｒｐｍを発生しました。
サスペンションもスポーツサスペンションが装備され、走行性能が高められています。
☆１９９０ ポルシェ９２８ＧＴ 車両諸元
全長：４５２０ｍｍ
全幅：１８３６ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５１／１５４６ｍｍ
車両重量：１５８０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８／４７
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×７８．９ｍｍ
総排気量：４９５７ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：３３０ｐｓ／６２００ｒｐｍ
最大トルク：４３．９ｋｇｍ／４１００ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
�。魁ィ沓僑�
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��１．７９０
�ぃ院ィ械毅�
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Ｒ：３．３０６
最終減速比：２．７２７
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２２５／５０ＺＲ１６ Ｒ２４５／４５ＺＲ１６
１９９２年、最終モデルとなる９２８ＧＴＳが発売されました。
１９９２ポルシェ９２８ＧＴＳ
エクステリアではフェンダーが拡大され、リヤガーニッシュが追加されています。
ホイールは９６４カップデザインの１７インチに変更されています。
インテリアでは運転席／助手席エアバッグが装備され、ステアリングホイールのデザインが変更されました。
エンジンはストロークアップによって５３９６ｃｃとなったＭ２８／４９型(ＡＴ車はＭ２８／５０型)を搭載、３４０ｐｓ／５７００ｒｐｍ、５０．９ｋｇｍ／４２５０ｒｐｍを発生しました。
カップデザインの１７インチホイールは、後に９１１シリーズが９９３型に切り替わったのに合わせてデザインが変更されています。
☆１９９２ ポルシェ９２８ＧＴＳ 車両諸元
全長：４５２０ｍｍ
全幅：１８５０ｍｍ
全高：１２８２ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５５２／１５４５ｍｍ
車両重量：１６００ｋｇ ※ＡＴ車は１６４０ｋｇ
エンジン型式：Ｍ２８／４９ ※ＡＴ車はＭ２８／５０
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：１００×８５．９ｍｍ
総排気量：５３９６ｃｃ
圧縮比：１０．０
最高出力：３４０ｐｓ／５７００ｒｐｍ
最大トルク：５０．９ｋｇｍ／４２５０ｒｐｍ
燃料タンク：８６リットル
トランスミッション：５速マニュアル
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��１．７９０
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Ｒ：３．３０６
最終減速比：２．７２７
トランスミッション：４速オートマチック
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��１．４４０
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Ｒ：５．５９０
最終減速比：２．５３８
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション
Ｆ：ダブルウィッシュボーン＋コイルスプリング
Ｒ：セミトレーリングアーム＋コイルスプリング(バイザッハ・アクスル)
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７．５Ｊ×１７ Ｒ９Ｊ×１７
タイヤサイズ：Ｆ２２５／４５ＺＲ１７ Ｒ２５５／４０ＺＲ１７
９２８シリーズは９５年に販売を終了、およそ６１０００台が生産され、単一形式のモデルとしてはポルシェ史上最も長い期間生産されたモデルとなりました。
☆おまけ
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９２８Ｓ４が登場したアーケードゲーム『タイトー・チェイスＨ．Ｑ．』のプレイ動画です。
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