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2016年02月25日11:55

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何故救えなかったのだろう?

■介護中の妻殺害容疑の83歳、2週間食事拒み死亡 埼玉
(朝日新聞デジタル - 02月24日 22:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3867968

本件被疑者の罪は確かに重い。仮にも人ひとりの命を奪ったのだから。其れも長年連れ添い苦楽を共にしたはずの妻を手にかけるなんて…

しかし本件被疑者とて好き好んでそうしたわけじゃあるまい(そうだったら言語道断だが)。認知症の妻を献身的に介護していたと聞く。自身も後期高齢者であり所謂老々介護状態。その負担は相当なモノだ。何しろ[その道のプロ]でもしばしば悩んだり迷ったり、必ずしも毎回百点満点とはいかず次善の手で妥協せざるを得ない場面が多々ある。正直家族だけで介護できる時代じゃないしまたその必要もなく、各種の介護サービスを利用することは決して恥でも罪でもない。

本件当事者たちにも本来なら早くからその手のサービスが周知され利用が出来ていてら或はこんな悲劇には至らなかったのではないか?と思うと[はがやしい]思いである。

*はがやしい=富山弁。歯痒い・悔しい・腹立たしいといったニュアンスがある。

とはいうものの、現実にはどのような介護サービスがあるのか?がこれまた思いのほか知られていないしどうやって利用するのか?何処で申し込むのか?また費用・対価は?となると更に知られていない。

誰にも相談できず救済手段もわからないまま本件被疑者は八方塞がりの中絶望感に捉われてこのような凶行に走ってしまったのだろうか?だとしたらあまりにも哀れではある。被害者は勿論だが加害者も哀れだ。

こういう悲劇は戯曲の中だけで沢山だ。現実のそれは1件でも2件でも減らしたいのだが…現場最前線の一介護士に出来ることはただ目の前の利用者さんを支えるだけで精一杯だ。

おい、厚労省さんよぉ、小手先の制度改革じゃ問題は解決しないよ。答えはモニタには出てこない。もっと現場を見なさい。そして声なき声を拾いなさい!

ややこしくて不公平な処遇改善加算なんてものはこの際後回しでいいから、制度のひずみに嵌った人々やセーフティーネットから漏れた人々の救済をまず考えよう。

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