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2016年02月10日23:11

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ボルネオ島の旅 3

9/22(火)
最終日の本日は、初日の“川”、2日目の“海”に続き、“山”がテーマ。
キナバル山への1日ツアーに申し込んだ。
我々2人だけのプライベートツアーとなったが、料金はたったの120RM(≒3600円)。
※一般の相場は180〜270RM

安いので若干不安はあったが、全体的に十分満足いく内容だった。

2時間ほど車に乗り、ボルネオ島の内陸部へ。
簡単なトレッキングと本部事務所の展示を見て、さらに1時間車で移動しもっと奥へ。
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食事は期待してなかったし、見た目も比較的質素なものが出てきたけど・・・
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これが意外と美味しい。しかもどれもハズレがない。日本の店でも出せる味だ。
香草や辛味で味が付けられたアジアンフードは全般的に苦手なんだが、これはちゃんとうまみ的なものがある。
ボルネオに来てマレーシアの食事評価は結構上がった(これまでマレーシア本土の料理ではいい思い出がなかった)。

自由行動として、ラフレシアパークへ。ラフレシアが咲いている日だけオープンする施設で、入場料は高額(30RM≒900円)。
ラフレシアは世界一大きな花として有名だが、発見した探検隊は人食い花かと思ったとか、ハエの集まる腐った肉の臭いとか、色々噂は聞きますよね。

施設は開いていたので当たり前のように入場したけど、実はかなりラッキーなことで、ラフレシアは9か月〜2年かけてようやく咲き、一度咲いたら2晩で枯れて、そのまま株は枯死するらしい。

今回は極めて幸運にも、開花初日、3日目、5日目のものが園内にあったので写真で紹介。
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↑開花1日目

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↑開花3日目
(ガイドさんはこれをdyingと言って紹介。花が“死につつある”という言葉でしっくりくるのは、一個の生命体そのものに感じるからだよね。)

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↑開花5日目

園内のガイドさんは初め、事務的な説明しかしない感じだったけど、色々と質問したりして打ち解けるとラフレシア以外の園内も色々案内してくれました。

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↑チョコレートの原料「カカオ」

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↑特殊な器具を使い、高い木に実る果物を軽々と採って味見させてくれました。

続いて有名なスポット“キャノピーウォーク”へ。ジャングルの高い部分をよく観察するためのアトラクションだが、スリルを味わう遊具と化していた。
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キャノピーウォークの先には滝つぼがあり、そこは特段の観光地ではないけど、やはり知っている人は知っていて、人が集まっている。
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足を水に浸けている人が何をしているのかと言うと・・・
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天然のドクターフィッシュを楽しんでるんです。野生で経験できる場所はあまりないのでは??

さて、このエリアには戦争中に日本軍が見つけた温泉があります。
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水着で自由に入れるんだけど、湯を排出するのも貯めるのも時間がかかりすぎで、結構人も多く、使い勝手は悪い。
けれど硫黄臭のする弱アルカリ性の湯が楽しめる。
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↑とりあえず温泉マニアとしてはpHぐらいは測っとかねば・・・やっぱ予想通りアルカリだ。硫黄泉は香りでpHが何となく分かるんです。

冷房効き過ぎて寒い車で3時間、コタキナバルの街での夕食は名物のパクテー。
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見た目ほど変な味じゃないけど、別に特段美味しくはなかった。2人分で17RM(≒510円)ぐらい。

飛行機の時間まで、最後ぐらいはお酒を飲める店へ。
物価の安いコタキナバルだけど、イスラムの国なのでお酒だけは高い。2人で1杯ずつ飲んでおつまみ2品で115RM(≒3450円)。
麺類が一杯180円=東京のラーメン720円とすれば大体4分の1の値段だから、ここで一杯1000円であるお酒は麺類の約6倍の値段。日本感覚だとラーメン(720円)の6倍ということだから、バーのお酒は一杯4320円感覚か・・・。

お酒好きにとって酷な場所に思われるかもしれないけど、イスラムの国なのにこうして高くても堂々とお酒が飲めるってだけで有難く思うべきだろう。

9/23(水)
Nさんのラウンジ時利用権のおかげで空港でシャワーも浴びることができ、深夜ながら気持ちよく搭乗。

コタキナバル空港1:05→7:10ソウル(仁川)空港9:00→11:10成田空港

帰宅。



ボルネオ島とはいえ、玄関口のコタキナバル周辺をまわるだけの気楽な旅となった。
海と山林を両方楽しめ、英語通用度、衛生状態、物価の安さ、治安、ぼったくりの少なさ、食事・・・全体的にレベルが高くてバランスが取れている。
グアム、ペナン、プーケットなどのビーチに比べて日本人への知名度は低いようだが、お勧めできる。


最後に両替テクニックのお話。
1000RMを入手する場合、いくらの日本円が必要か?今回の調査結果。

1、日本でマレーシアリンギットを両替→35000円程度
2、現地でマレーシアリンギットを両替→34000円程度
3、両替せず、現地の決済をクレジット支払い→28734円(28254円+28254×1.7%)
4、クレジットカードで現地ATMからキャッシング→28539円(28254円+216円+69円)

端的に言えばクレジットを使えということ。
3は手数料として1.7%取られ、4はATM機の手数料216円と支払日までの利息69円を取られてるけど、銀行の窓口手数料と言うのはそんなものではなく、サラ金の一年間の年利よりも多い20%ほども徴収されている。

これはマレーシアリンギットが、米ドルやユーロの様なメジャー通貨でなく、両替手数料が非常に高いことに起因している。

ちなみに4は帰国後に、速やかに僕が繰り上げ返済(支払い予定日より早く振り込む)をしているが、面倒な場合は放置しても、1〜2か月以内には支払いが来てせいぜい69円が500円程度に変わるだけだろう。

マイナー通貨両替時には、クレジット利用が鉄則。知ってはいたが、自分で調べてみて差額がどれぐらいかはっきりして良かった。
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