ボルネオ島の旅　１

昨年、９月のシルバーウィークにボルネオ島（マレーシア）に行ったので旅の記録をしておく。

シルバーウィークの航空券獲得は想像通り厳しい。
すでに６月に入っていたこともあり、連休開始日に出発し、最終日に帰着する航空券はどの地域もとんでもない値段だった。
世界中の航空券を数日間検索し尽くし、台湾や中国沿岸部などの近隣以外で、唯一まともな値段の航空券を見つけた。
それがアシアナ航空利用のコタキナバル行き、66,000円＋諸税だったため、ボルネオ島への旅が決まったのだ。

【旅程全体の紹介】
9/19（土）【朝】羽田空港発→【午前】ソウル着　ソウル散策　【夜】ソウル発→【深夜】コタキナバル着（コタキナバル泊）
9/20（日）【午前】コタキナバル市内散策　【午後】リバークルーズ（コタキナバル泊）
9/21（月）終日マヌカン島・サピ島散策（コタキナバル泊）
9/22（火）終日キナバル山散策【深夜】コタキナバル発→（機中泊）
9/23（水）→ソウル→【昼】成田空港着


9/19（土）
穏やかな天気に恵まれた羽田空港での出発。
アシアナ航空は相変わらず機内のパーソナルテレビに映る世界地図に独島（Dokdo）と頑張って表示させてます・・・。


羽田空港9：00→ソウル（金浦）11：20

今回は宮崎県に住む同行者Nさん（福岡空港経由）と、ソウル市内で待ち合わせ。せっかくなので明洞で焼き肉を食べました。
う〜ん、同じ値段出せば日本のほうが旨い肉あるような気がするのと、タレが不味い・・・。

Nさんは自分と異なり、安い航空券を選びつつもあらゆる手段を使ってマイルも工夫して貯めているので、一緒に空港のラウンジというものを初めて使わせてもらった。食事まで出来るんだねぇ。

ソウル（仁川）空港19：50→23：55コタキナバル空港

ATMでマレーシアリンギット（RM）を入手し、タクシーで市内のホテルへ。
（コタキナバル泊）

9/20（日）

日曜マーケット。

気温は日本の夏だと思っておけばいい。おそらく一年中こんな感じなのだろう。台風の発生場所がすぐ近くにあるが、ボルネオ島自体に台風が向かってくることはない。

予約済みのリバークルーズまで時間があるのでタクシーをチャーターして観光する。
郊外にある２件のモスクを見学。


移動中、水上住宅地が目に留まったのでそこへも寄ってもらった。世界中にあると思うけど、日本人には珍しいよね。


まぁいわゆるスラムで異臭が漂う不衛生な場所。こんな暮らしでも国旗を掲げているプライドに感動。子供たちも物乞いに来るけど大して本気じゃないし、楽しそう。プラスチックごみだけでも捨てないよう気を配ればもう少し綺麗になるだろうに。

最後にコタキナバル市街を見下ろす展望台へ。

奥の細長い黄色の建物が今回宿泊したホテルで、一泊一人当たり２千円。

十分快適な部屋だと思う。

昼食は名物のラクサ。
一杯２百円ほど。凄まじい見た目とは裏腹に、あまり辛くはなく、濃厚でコクのあるスープは旨みたっぷり。かんきつ系の風味が加わって爽やかさも感じる。

麺はそうめんの様な麺が使われている。エアコンがなくて暑いけど、これはコタキナバルでは是非食べたい一品だ。



会計時、渡した金額が多かったようで、律儀にも店の外まで１RM（≒30円）を返しに来てくれた。中国本土なら間違いなくネコババするところだ。タクシーも固定運賃制でぼったくろうとしないし、ここは首都KLのあるマレーシア半島より民度が高いようだ。

午後は猿と蛍を見学するリバークルーズへ。

ツアーの中国系マレー人のバスガイドさんは面白かった。

「このリバーには３種類のマンキーがいます。えっ？４種類だって？僕はマンキーじゃないよ！」
「マンキーのおしっこの臭いで種類が分かるんだよ。この臭いは○○マンキー、あっちは○○マンキー、こっちの臭いは・・・そこにいるボート運転手のだったりしてｗ」

実家の父親は猟師だそうで、動物のガイドをしている自分とは真逆の立場。会えば喧嘩になるから最近帰省していないそうだ。




サルも蛍も遠くから見る感じだけど、リバークルーズは涼しくて気持ちよかった。
けれど以前は奄美大島でハブを獲って生計を立てていたワイルドなＮさんには物足りなかったかもしれない。ガラパゴスとかにも行ってるからね。

日が暮れるとカバの群れが川を横切ったりした。



22:00頃ホテル着。翌日は島へ渡り、海に潜る予定。

（コタキナバル泊）