mixiユーザー(id:4679822)

2016年01月27日21:12

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母を越える、その重さと寂しさと

母はとってもしっかりした人でした。お料理も上手だったし、他の家事もしっかりしていたし、祖父母と同居だったけど、病気や痴呆で大変な時期も、献身的にお世話していました。とてもじゃないけど、私には越えることの出来ない、凄い人なんですよね。
それが、年のせい、と単純に片付けたくはないのですが、出来ていたことが出来なくなってきて、出来て当然のことまでもが難しくなってきて。あのしっかりした母にも、痴呆という魔の手が伸びてきた訳ですよ。
それは徐々に、最初は物忘れ程度で始まって、ちょっと酷いかなってなってきて、ご飯とか作れなくなってきて、お買い物も行かなくなって、お買い物行ってもお家に帰れなくなったりとか…。
私の病気のことも、あまり理解出来てないようで、髪が抜けて帽子姿で実家に会いに行った時も、何度となく「なんでアンタ帽子被ってるの?」と子どものような笑顔で聞いてくるんですよ。
敵わないと思っていた母を、いとも簡単に越えてしまった今、役目は逆転するわけです。私はこの人に、お返しをしていかなくてはならない。その重さと寂しさを、早く受け止めなければ。
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