以下、清水克衛「斉藤一人のツキを呼ぶ言葉」(東洋経済)より。
幸せになるには三つのコツがあると言います。
最初の一つが、不完璧主義者になることです。
この「不完璧主者」というのは斉藤一人さんの独自の言葉ですから、ご説明したいと思います。まず、この言葉を理解するには、完璧主義について押さえておく必要があります。
完璧主義者という人が世の中にいますが、一人さんによれば、これはよく誤解されている言葉のようです。
一人さんは、完璧主義者についてこう言います。
「完璧主義者というのは、完璧に物事が出来る人間じゃないんだよ。人間は完璧には出来ないの。
じゃあ、完璧主義者とは何ですかというと、何かやった後、完璧に出来なかったことで自分を責めるか、他の人を責める人間のことなんだ」。
完璧主義者というのは完璧に物事をやる人間なのだという誤解があります。でも、人間である以上、それは不可能です。完璧主義者とは完璧な人なのではなく、完璧でないことに我慢のならない人のことなのです。
このため、完璧主義者は失敗を悔やんで自分をいつまでも責めたり、その失敗を他人のせいにして責めたりするわけです。
だから、「完璧主義者は確実に嫌われる」と、一人さんは言います。
このように、完璧主義者はうまく出来なかったところばかりを見て、悩んだり、人を責めたりするわけですが、ここで、完璧主義と不完璧主義との違いが出ます。
一人さんは、不完璧主義者についてこう言います。
「不完璧主義者の人間というのは、『こんなにうまくいったんだから、よかったね』と上手くいったところを見て喜ぶんだよ」。
不完璧主義者は、物事の失敗を責めたりしません。それよりも、少しでもうまくいった点を探して、そのことを喜びます。
ですから、何ごとをする場合でも、結果を恐れるようなことがありません。
このような態度を「不完璧主義者」と呼ぶ理由ですが、それは人間のすることは必ず不完璧であることを、当然だと考えることから来ています。
こう考えておけば、自分のミスや失敗、あるいは避けることのできなかった不運による失敗なども、気に病む必要がなくなります。もちろん、他の人を責めることもないわけです。
では、不完璧主義者の長所をまとめてみましょう。
まず、不完璧主義者は結果を恐れませんから、自分や他人を責めるようなことも、当然なくなります。
このように、不完璧主義者には二つの長所があります。ですから、不完璧主義者になると、仕事にのぞむ際にも積極性が出ますし、同僚や取引先との人間関係のトラブルも起きにくくなるわけです。
だからこそ、一人さんは、「不完璧主義者になれ」と勧めるわけです。
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