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2016年01月24日00:25

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感受性というお話

【↑いつもの日高屋】

コバ・ジュンです。

寒い日が続きますね。現在この日記を書いているのは土曜深夜。明け日曜ですね。天気予報では盛んに「大寒波に注意を!」と訴えています。

今は我が町ヨコハマに雪の気配はないですが、明日の朝目覚めたら銀世界だったりして。それは何とか避けたい所。


渋谷まで舞台を観に行ってました。DART'S「賢者の惡計」という芝居。密室で繰り広げられる短編サスペンス物。二本立て。千穐楽をまだ迎えておらずネタバレは出来ませんのでそれ以外に自分の感じた事やらを。

役者ってのは、いつでも感受性を尖らせていなければいけないとボクは思ってます。何かを見た、聞いた際、そこに感じたモノをどう受け止め、もしかしたらそれが自分がこの先表現する上で何かに使えるかも、ということまで思ってることが大事なんです。

ただ漠然と眺めているだけではダメ。「あ」と思う瞬間を切り取り、己で再構築、こういう表現もあったのか、では自分はこう使っていこう等々、常々表現の幅を広げて行く為の作業が必要。人間観察などはその最たるものですよね。

でもボクの場合、これのタイミングが非常に悪い。その芝居、映画を観ている際に、そういったことを考え始めてしまうもんだから、ストーリーから離れてしまう事もしばしば(今日の話じゃないです)。

演出的に観てしまう場合もあって、「俺だったらこうするのに」と一度考え始めてしまうと、舞台そっちのけで自分の中でストーリー展開しちゃって、大きなSEで「はっ!?」とまた戻ってきたりして。

変な所で感受性が強いのか、話に入り過ぎてしまう場合もあります。ようやく先程観てきた芝居に繋がるのですが、「密室サスペンス」に入り込み過ぎてしまいました。演出、演技も素晴らしかったのでしょう。もう怖くなっちゃいまして(笑)。

自分の良い所でもあり、悪い所でもあります、この変な感受性。もうちょっと客観的に、遠くから、全体的で見渡せる目を養いたいなと思います。

演ずる側の人間は、絶えずお客様からどう見えてるかどう映るかを感じることが必要。そこに特化し過ぎてもいけませんが、冷静に自分を見る目がどこかにキチンと存在しなくてはいけません。

昭和の大レスラー、アントニオ猪木さん。結婚前までは割りとしょっぱい(プロレス用語でヘタクソ)レスラーだったそうですが、女優の倍賞美津子さんと結婚し、彼女から、入場時からコール時、試合中、そして退場時などの立ち居振る舞いを色々レクチャーされた結果、あそこまでの殺気を持つ素晴らしいレスラーとなったそうです。

感じる力は大事。しかしそこに入り込み過ぎず、自分の中でどう消化し、それを表現して行けば良いのか、というお話でした。


ではまた。


http://kobajun.webcrow.jp/
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