2016年、2本目の劇場映画鑑賞はまたホラー。
「イットフォローズ」It Follows
19歳の女子大生ジェイはある晩、男と一夜を過ごす。
しかし、その男はジェイを縛りつけ、ある何かを移したと言う。
またそれを人に移さなければ死ぬと言う…
新人監督による低予算ホラーのアメリカでは絶賛と話題を呼んだ作品らしいですが…
感想書く事が無い…
なので今回は感想の方式を変えて、
私が上映中に思った事を順に書くと…
オープニング
いきなりジョン・カーペンター風のシンセサウンドが80年代ホラー風で良い。
それで逃げ惑う女性。
「いったい、何があったんだ…」と興味津々。
主人公であるヒロインがある男とHし終わった後、
男が「移したそれを、また人に移さないと死ぬ」
「一体これは何なんだ？」とこの後の展開に期待。
中盤��
同じようなシーンがダラダラ続く、
しかし私は、
「これは後半ラストに向け、愕くべき展開があるに違いない！これは何かの伏線かもしれないからよく観ておこう」
中盤��
どうでもいいシーンがまだダラダラ続く…
「ん… これヤバイかも。いや、待てよ？この後の展開でここまでの流れが『そうだったのか！』で締めてくれるに違いない！」
中盤��
全然怖くない…
「でもラストにドカン！と驚愕の展開があるに違いない。だってタランティーノが絶賛してたらしいから（キリッ）」
ラスト終了後…
「…」
まさに見終わった後、この言葉にならない物が頭をよぎった。
オープニングは雰囲気からして確かに
「これは他に無い」
と何か今までに無い新たなホラーの形に出会った気がした。
しかし輝いてたのはそこだけで、もうその後がラストまで消化試合な展開。
こんなに怖くないホラーもそうそう無い。
前回、同じジャンルのホラーである「クリムゾンピーク」の感想で「あまり怖くない」と書いたけど、そんなレベルではない。
マイミクの人でホラー苦手と言う方がいますが「どうぞ観て下さい」と言いたいくらい。
今回、このカメラワークが、この演出が、この音楽が、
といつものように感想を書こうにも悩む。
上映中に中盤辺りからか、
横で小声で会話する女性同士（注意しようと思ったが内容がコレだからする気にもならなかった）
前斜めの男性客は頭に腕組んでうな垂れてるし、
後ろの方からアクビする声が…
そんな劇場の様子からして、お分かりでしょう？
タランティーノが絶賛してると言うが？
本当にそうか？
主人公の女の子の生足が良いから絶賛してるのか（タラは有名な足フェチ）
要するに自分の中で脳内完結しないと楽しめない作品なのか？
絶賛してる人はそうなのかな？
二度三度見たらよりわかるとの声も聞くが、それ以前に見直す気にもならない。
別にその事実を明かせろとは言わない。
何か匂わせるのが欲しい。
観てる者への想像力を掻き立てる物がないと駄目でしょう…映画は。
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