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2016年01月13日14:48

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統一会派結成で浮かれる“ニセモノ維新”の皆さん 民主党をどれだけ罵倒してきたかお忘れですか?

 下記は、2016.1.5 付の【松本学の野党ウオッチ】です。結局のところ、これ等の連中は国民なんか眼中に無く、自分の議員生命を確保することにあるんだなー!

                      記

 1月4日に召集された通常国会で、民主党と維新の党の衆院統一会派「民主・維新・無所属クラブ」がデビューした。会派結成を足がかりに新党結成をもくろむ維新は「参院選に向け国民に選んでもらえる規模感を出さなければいけない」(松野頼久代表)と意気軒高だが、ちょっと待った。維新の議員の大半はかつて民主党に三くだり半を突きつけた面々だ。民主党との連携の意義を声高に叫んだところで、「どの口が言っているのか?」という印象は拭えないのだが…。

 統一会派は4日、本会議を前に初めての代議士会を開き、約90人の出席議員が国会論戦での結束を確認した。

 ただ、新会派の船出という象徴的な場面であるにもかかわらず、清新さはさほど感じられない。それもそのはず、維新の衆院議員21人のうち約半数は民主党出身者であり、いわば「元の鞘」に収まっただけの話なのだ。しかも、民主党を離れた後、公然と“古巣”への批判を繰り広げてきた者も少なくない。

 国会運営に関する民主党との調整の最前線に立つ初鹿明博国対委員長代理もその一人だ。

 平成24年11月の衆院解散の日に民主党に離党届を出した初鹿氏は、その直後の記者会見でこう言い放っている。

 「1年以上前から次の選挙は民主党で戦わないと決めていた。民主党はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加を表明しようとしたり、新自由主義的な政策にどんどん進んでしまっている」

 「日本未来の党」から立候補した翌12月の衆院選のビラでは、次のような主張も繰り広げている。

 「私の考えは全て民主党の方針と正反対になってしまいました。自分の信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできないと考え、信念を貫くために民主党を離れる決断をしました」

 「民主党は自民党と変わらない新自由主義の政策を取るようになっています。第3極と言われる維新の会も基本的には民主、自民と同じ新自由主義。そして、外交面ではどこもタカ派」

 民主党だけでなく、維新の党の前身である旧日本維新の会をも批判の的に据えたわけだが、その初鹿氏が26年末の衆院選には平然と維新の党から出馬し、今度は民主党と組もうというのだから、とんだお笑い草である。

 ちなみに、維新の党の26年衆院選公約には「TPPなど域内経済連携に積極的に関与」とある。「自分の信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできない」と威勢よくタンカを切っていたのはどこの誰だったのか。たもとを分かった「おおさか維新の会」の橋下徹前代表、松井一郎代表(大阪府知事)らが、維新の党を「ニセモノ維新」と痛罵するのは、こうした無節操さへの嫌悪感ゆえだろう。

 過去に民主党をヤリ玉にあげてきた維新の党の議員は初鹿氏だけではない。

 24年9月の旧日本維新の会結党に参加し民主党から除籍処分を受けた水戸将史総務会長代理は当時の記者会見で、民主党のお家芸と揶揄される「決められない政治」に矛先を向けている。

 「民主党は政党のガバナンス(統治)ができていなくて、決められない。維新の会は多数決で決める『決める政治』をしていて意思決定が明確だ」

 水戸氏と一緒に離党届を出した石関貴史国対委員長も、この会見で「民主党内に残ってぐずぐず言うより、ケジメをつけて新しいところで訴えを実現する」と決別の理由を述べた。

 石関氏は、昨年12月15日に開かれた統一会派の準備会合で「懐かしい顔ぶれの皆さんとまた一緒に仕事ができるのは大変うれしい」と“再会”を喜んでみせたが、当然、民主党側は「少なくとも(石関氏の地元の)民主党群馬県連は『懐かしい』なんて思ってないでしょう」(党ベテラン職員)と冷ややかに受け止めている。

 維新の松木謙公幹事長代行が、民主党から除籍処分を受けた後の23年10月に出版した著書も痛烈だ。タイトルからして「日本をダメにしたこの民主党議員たち」(日本文芸社)。党幹事長時代の岡田克也代表に対して「理解不能、無機質な能面男」と名指しで批判を浴びせている。

 一方、民主党の「労組依存体質」に言及したのは太田和美国対副委員長である。生活の党から立候補した25年7月の参院選の街頭演説会で、次のように訴えている。

 「労働組合から支援を受けている民主党は電力改革をうやむやにしている。電力業界と政界のしがらみを断ち切るために私は戦う」

 選挙のたびに違う政党から立候補し、非難していたはずの勢力といつのまにか手を組んでいる−。ご都合主義の野党結集には、有権者から厳しい視線が注がれるに違いない。心ある民主党の党員やサポーターも、こうした議員たちと合流するための「解党」など、けっして望みはしないのではないか。

 http://www.sankei.com/premium/news/160105/prm1601050006-n1.html
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