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2016年01月10日16:25

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「本」は読まれ、その上で批判されるべき。

■ヒトラー「わが闘争」、独で再出版 注釈付けて誤り指摘
(朝日新聞デジタル - 01月08日 20:48)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3795216

注釈版は別に珍しくもないし、『我が闘争』は
基本的に愚作であると思うので、
こうした形で「出版」される事は
歓迎したい。

角川版も訳は悪くないが、流石に古い。
こうした「時代を騒がせた本」は
色々な訳やエディションで世界中の人が
読めるべきである、と思う。

「これに感化されて〜」とか云う輩も
出るだろうが、残念ながら筋が違う。

彼らは「読まずに」感化される類の
生き物だからね。『我が闘争』も
『資本論』や『存在と時間』が
そうだったように読まずに被れる馬鹿を
大量に産んだ本だった。

そうした馬鹿を封じるには、キチンと
それらの本を読み、理解し、批判する
理性が必要となる。「悪書だから
出版させない」というのは、最大の悪手で
あると云えよう。

ドイツで出版出来ていなかった、
従来がおかしかったのだ。

日本語訳版の出版も、楽しみにしたい。

・・・くっそ高いだろうけどなぁ。

一時的にこの本は、恐らくは売れる
だろう。だが、それは間違っても
「ナチズムの再勃興」などではなく、
「今迄禁書とされていた」飢えの故、
の事であるというのは認識しておかねば
ならない。

それを指して「右傾化」だの(マジで
言いそう)、「反知性主義」だの
「危険な世の中に」だのと云う輩は、
馬鹿か詐話師か、ゲスでしかない、
という事も、ね。
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