いやいや、今年もあっという間に終わりです。年々1年の経過が早くなってるなあ。
それにしても今年は散々な年でした。山に登った思い出じゃなく、落ちた思い出ね。
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★山登りはじめました＃123「滑落」
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★山登りはじめました＃124「山神峠・山神経路の探索」その��
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★山登りはじめました＃125「山神峠・山神経路の探索」その��
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★山登りはじめました＃126「エスケープ フロム 丹沢」その��
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★山登りはじめました＃127「エスケープ フロム 丹沢」その��
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★山登りはじめました＃128「滑落⇒生還、その後」
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★【2015/04/25(火)】山神峠・山神経路の探索 ※VR
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取り合えずまあ、生きててよかったです。正確には「生きて帰ってこられてよかった」なんですがね。ってことで振り返りというか、今回の事故に付随する話でもしましょうかね。
◆山岳保険 その��
今回、初めて「山岳保険」なるものを使いました。実際に山岳保険を使ったことがある人ってなかなかいないのではないでしょうか？自分も勿論初めてなので、知らないことだらけでした。
自分が入ってる保険はYahoo!の「ちょこっと保険」ってやつで、Yahoo!の有料会員だと月額数百円とのことで、気休め程度で1年くらい前から加入しておりました。メインは捜索費用が最低で300万(上限額は掛け金で変動)出る「救援者費用保険」なんですが、セットメニューになってて一応死亡や障害、入院と手術、通院などで若干の保険がおります。
今回救助要請はせず自力下山したため、救援者費用は関係ありませんが、3ヶ月くらい通院していたので通院部分の請求をしました。1日500円出ます。最大90日か請求可能期間6ヶ月のどちらかが先に達した方が対象で、通院してなくてもギプスで固定していた期間は通院としてカウントされます。ただね、首の固定は対象外なんだって。3ヶ月もフィラデルフィアカラーを付けてたのに・・・。もし怪我が頚椎骨折だけだったら保険はおりないって、オカシクネ？結局半年間の期限内で通院した回数の累計が70日程度で35千円ほどになりました。まあ、月の掛け金が200円台ですから、これだけでも今までの掛け金は回収しておつりが出るくらいなのですが・・・。
ちなみにこの保険、使えるのは年1回のみとなってます。
◆山岳保険 その��
携行品破損保険です。ミニマムプランで10万までおります。ただ、請求にあたっては見積りが必要なんです。当然と言えば当然なんですが、「え！こんな物まで？」見積りを取らねばならず、猛烈に面倒なのですよ。
今回はザックのおかげで脊椎と腰椎が守られたのですが、おかげでザックの中身はことごとくペッチャンコになりました。クッカーは開口部が楕円に歪んで中のガス缶が取り出せないほど。マグカップも楕円に変形。シェラカップにいたっては紙を丸めたようにクシャクシャに。ザック本体も背面プレートが割れるし、着ていた服は全てビリビリに破ける。ダブルポールはひしゃげて片方を放棄、持ち帰った片方も変形。ヘルメットも中が割れるしデジカメもボコボコ。プロトレックもチタンバンドが切れて本体も傷だらけになるしで、えらい損害となりました。
で、これらを「修理した場合の見積り」が必要なんですって。でも変形したシェラカップとか修理できないよね、普通？あとプロトレック。これは切れたバンドだけ先に直して今も使ってるんですが、カシオの人曰く「修理という概念は基本ない。直してもバンドと電池交換程度。それ以外は買い替えとなる」そうで、面倒なので請求を止めました。紛失も対象外だそうで、トレッキングポールも請求出来ない。結局一番値の張るアイテムが請求が難しく(というかエライ手間がかかる)、時間と労力を勘案して見積り不要で請求できる「身に着けていたもの」のみにすることにしました。
着ていた服全部とヘルメットね。これは当時買った値段ではなく、現在の市場価格からさらに購入年月日を逆算して減価償却分が差し引かれる。さらに免責で一定額引かれるので、ほとんど戻ってこない。まあ時間と労力をかけて請求額が20万くらいになれば、上限値の10万までは支払われるのだろうけど、とてもとてもそんな暇無し。この手の保険は、例えば1眼レフを破損、レンズが割れた、とか誰が見ても分かりやすい破損で、修理不能なので買い替え、って見積りが出るパターンかね。アイテム数も少なければ手間も少ないので。
服上下とアンダーウェア上下にヘルメットの5点分を請求して、支払われたのが約25千円。�，塙膩廚婆�6万が総支払い額となりました。まあ、月額の掛け金を考えたら、十分元は取ったと思いますがね。
◆登山計画書
今回の件で思ったことが一つ。車で移動の山行時、登山計画書には車のナンバーを記載しておくと警察の方の動きがスムーズです。あと、今回は対象ではないですが、仮に救援要請が必要な場合に備えて加入している山岳保険の情報(契約ナンバーや問い合わせ先情報)も記載しておくとよいかと思います。聞いた話では、民間のヘリを飛ばす場合、誰が支払いをするのかが明確にならないとヘリは飛ばないのだとか。そんな部分で家族・親族に迷惑はかけたくないし、保険の内容(特に支払い上限額)がわかれば救援活動もスムーズに進みます。
まあ、そんな感じで皆様良いお年を！
■写真解説
�，�守りとして今も飾ってある命のヘルメット。ブラックダイヤモンドのロゴが削り取られています。ここの部分が一番傷が酷いが、左側面もかなり削れている。
�⊃卦譴鯤造戮襪箸海鵑粉兇検�新品と比べると傷だらけなのが分かります。見ての通り、新しいヘルメットも全く同じブラックダイヤモンドの「ハーフドーム」を購入。理由はいたって簡単。命を守ってくれたことが実体験にて実証されたから。これに勝る信用は他にはないでしょう。
��これが中の割れてる部分。2箇所、パッキリと逝ってます。
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