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2015年12月25日01:48

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本当の差別の話をしよう

■隠れた部落差別、今も ふるさとの料理出したら離れた客
(朝日新聞デジタル - 12月24日 13:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3775007

差別も戦争も日本人は「ダメ!」って蓋をするだけで、なぜそうなるのか?という問題を直視して学習しない。

もちろんそれは分析すればするほど、現状の社会体制を維持するのに不都合になるからなのですが。

部落差別が起こった起源は諸説ありますが、有力なものが民族対立です。

日本人は単一民族だと思っている国民が多いですが、事実は違います。

穢多、非人は河原で生活して獣の革をなめしたり加工する生業の者がほとんどですが、日本人の宗教である神道も仏教も、血の穢れや殺生を戒めています。

つまり穢多非人は、神道にも仏教にも帰依していない異端者。

人類の歴史は狩猟採集から始まっていますが、やがてより生産性の高い農耕の技術が広がってゆき、優れた農業と鉄の技術を持った民が他の民を従えていきます。

日本でも同じ現象が起きて、狩猟民だった縄文人を朝鮮半島から渡ってきた弥生人が征服して出来たのが日本と言う国で、農耕民族の大和では狩猟や血を忌諱する文化が作られていきます。

西から入ってきた弥生人は、どんどん東へ東へとその領土を広げてゆき、8〜9世紀には東北で続縄文文化を営んでいた蝦夷をも併合してしまう。

その過程で行われた同化政策で、大和に帰化したり捉えた蝦夷を俘囚と呼んで、全国の各地に強制移住させました。

移住させられた俘囚の中には、大和の宗教や農耕を受け入れられず先祖伝来の自然の神を崇拝して狩猟生活を守るものが大勢いて、彼らが部落差別の元になった穢多非人の大きな源なのです。

そのため日本は西に行くほど部落差別が多く、東に行くほど少ない。

本当に差別や戦争を戒めたいなら、愚かであってはいけない。

事実を理論だてて教えられなければ、暗闇の蓋が開いたらその人もまた道を見失う。
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