私は、昼間は自然に眠れるのに、夜は眠れません。
この生活パターンが、始まったのは、32年前です。
当時、国立大学の3年生でした。
大学の勉強に付いて行けなくなり、そもそも自分の目標がこの学部だったのか疑問を持ち、
そもそも生きる意味を日々考えていました。
朝6時のマグマ大使を観終わると就寝。
16時の金八先生で起床。
夜中は、ギターを弾いて過ごします。
この生活パターンが1年間も続いたのです。
翌年、どんなキッカケだったかこの昼夜逆転生活パターンを脱出出来て、
大学を退学して、IT関連会社でプログラマーとして働き始めました。
その後、難病【脊髄小脳変性症】だと分かり、9年前に社会人をリタイヤ。
そして、昼も夜も眠れない時間が120時間(丸5日)も続き、睡眠薬生活が始まりました。
3年くらい前から、睡眠薬が無くても眠れることに気付きました。
2年前の4月17日に睡眠薬生活を脱出。
しかし、眠れるのは、やはり昼間だけでした。
昼間の用事がある前の夜は、睡眠薬を飲むことがありました。
医師に、昼夜逆転生活パターンを正常に戻す相談をしたところ、
結局は睡眠薬生活に戻りました。
医師によると、
【脳が、昼夜逆転生活パターンを覚えてしまっているので、正常化が難しい】
とのこと。
32年前に1年間も続いた昼夜逆転生活。
昨夜、近所のオープン・マイクの帰り道でふと閃きました。
【そうか、夜は眠るのが怖いんだ】
私は、小児喘息でした。
私にとって【夜眠る】とは、【真夜中に窒息死しそうな発作で目覚める】こととほぼ同義なのです。
夜中は、病院が営業していないので、助けてもらえません。
夜間救急外来もありますが、当時の住まいは病院から自動車で30分。
父親は、私の発作で起こされるのが嫌になって、外泊ばかり。
近所に住んでいる親戚を何度も呼び出すのは憚られ、母親は動かず。
窒息死寸前なのに、救急車を呼んでくれませんでした。
そういう夜が、何日も何十日もありました。
【そのことがトラウマになっている】
という表現は適切ではないかも知れません。
しかし、私にとって
【夜眠る】イコール【真夜中に窒息死しそうな発作で目覚める】
だったことで、私は夜が怖いのだと思い至りました。
現在、喘息はほとんど問題無いレベルにまで治り、時々わずかに息苦しい程度です。
発作時の吸入器は、いつも手元にあります。
今年は、わずかに息苦しい日が25日ありました。
いずれも発作時の吸入器を使用して、すぐに正常化しました。
もう何も心配無いはずですが、私にとっては、
【夜眠る】イコール【真夜中に窒息死しそうな発作で目覚める】
であり、
【真夜中は、誰も助けてくれない】
なのです。
昼間は安心出来て自然に眠れるのに、夜は心の奥底で恐れていて眠れないのでしょう。
さて、原因がわかりましたが、これをどうやって正常化するか?
来年4月16日発売予定【喘息と体罰の少年時代】は完成間近です。
早くも続編に意欲が湧いてきました(笑)
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