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2015年11月27日21:17

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仮面ライダーの「変身」のパラダイムシフトを成した作品。

オダギリジョー「仮面ライダークウガ」を語る、「ドキュメント・オブ・クウガ」ブルーレイBOX収録決定!
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=3732755

残念ながら全話は未見で(レンタル落ちのVHSで5話だけ観た、という
「お前がクウガを語るな!」と云われそうな体たらく)、今月ようやく
東映チャンネルで放送開始、とキャホキャホしていた処に
このニュースとは。

仮面ライダー1号が未だに特別であるように、
平成仮面ライダー1号たる(いや、RXも平成だけどさ)
クウガは特別なものであるらしい。

もう、クウガが「駄目」って人は見た事ないし、
安心して観られるのだが。

うーん、全話纏めて観られるのって、魅力よね(誰に云っている)?

ともあれ。

自分の乏しい『クウガ』の知識では、矢張りメチャクチャ
印象深いのはその変身シーンだ。

従来の昭和ライダー達は、全員が「へん〜しん!」と
溜めを作って変身ポーズと連動させる事で、
所謂「見栄」を作るようにして仮面ライダーに
変身してきた。

だが、それを一変させたのがこの『仮面ライダークウガ』だった。

短く、歯切れよく一息に吐く「変身ッ!」の云い方は、
そのトーンだけでなく、「仮面ライダーにとっての変身」すらも
一変させたのだ。

昭和ライダーたちが必ずと云っていいほど、
戦いの最中で一旦間を取り、敵の視線を一身に
集めた処でおもむろに行う変身ではなく、
例えば戦闘の最中や、走りながら、飛び降りながら、
様々なシチュエーションでの変身を可能にし(昭和にも
あったが、変身ポーズが省略されていたりしていた)、
「スピード感」そのものが増したのだ。

これは、昭和と平成の一番分かり易い差異かも知れない
(故に、『仮面ライダーBLACK RX』は作品の文脈上、
紛う事なき「昭和ライダー」なのだ)。

長い時間が経過した後で、夢よもう一度、とばかりに
リメイクされたり、続編が作られる作品は数限りなくある。

だが、その中で一種の「パラダイムシフト」を起こせる程の
変化を付け加えられた作品、となると少ないように
思える。

だからこそ、「平成仮面ライダー」は軌道に乗ったのだろう、
とすら思う。

全ての「続編・リメイク」を担当する作家、製作者たちは、
『仮面ライダークウガ』を見直すべきである、と断言する。

観てないけど(笑)。
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