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2015年11月25日08:12

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小噺0022 カラクリ時計

20年ぐらい前、写真のカラクリ時計を入手しました。オーストラリアのシドニーで。動画は 次のURLにあります。
https://youtu.be/05_Cvh6-4u8
数名のオジサンが働いている、という設定。動きがとても面白いので、何も考えずに購入しました。高さ25cmほどの電気時計(モーター駆動)です。

日本に持ち帰って、ハタと気付きました。
「オーストラリアって240Vやん」
日本の壁のコンセントは100V。ということで、トランスで昇圧して240Vを確保。無事に動きだしました。めでたし、めでたし!と思ったのも束の間、メチャメチャ狂う。1時間に10分ぐらい狂います。
「ワケ分からん!」
お手上げです。仕方がないので、時間は無視して動きを楽しむことに。時計屋が言うには、ニューヨークの近代美術館にも収蔵されているとのこと。

その後、詳しい人に相談すると、周波数が違うのでは?とのお言葉。はて、何のこっちゃ。分かりまへんがな。よくよく聞くと、オーストラリアはイギリス連邦だから(国旗を見れば分かりますね)、イギリスと同じ50Hz(ヘルツ)だろう、関西(ボクは神戸在住です)は60Hzだから、狂うのは当たり前、とのこと。
なるほど、糸魚川と富士川より西は60Hz、東は50Hzですよね。この時計は50Hzの地域だったらOKでしょう。壁のコンセントの交流電気は波のように周期的に電圧を変動させているそうで(理由は知りません)、その波の周期が周波数みたいです。
蛍光灯のチラツキ(フリッカー)もそのために起こるとか。1秒間に50回とか60回とかなので、ほとんど気付きませんが。

普通はひとつの国でひとつの周波数しかないのに、日本はふたつ。西日本はアメリカの影響、東日本はドイツの影響みたいですね。ちょうど境界の富士川と糸魚川をまたぐ地域の人たちは困るでしょう。川をはさんで、扇風機や掃除機のモーターの回転数が違うんですよ。つまり能力も異なる。ま、扇風機や掃除機だったら大して問題にはなりませんが、時計なら狂ってしまいます。ボクの時計のように。川の向こうに引越しすれば。どうするんでしょう?

ちなみに、カラクリ時計で馴染みのあるものと言えば鳩時計ですよね。ドイツの。文字盤の上の扉が開いてハトが顔を出します。でもあれ、鳴き声を聞くとカッコウ時計では?カッコウの鳴き声は音階が簡単だから使っているんでしょう。鳩の鳴き声って…?
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