今年は京都競馬場開設９０周年記念開催だそうです。
春の天皇賞や、エリザベス女王杯など、チャンスがあれば
一度くらい京都競馬場って行ってみたいという
夢はあるのですけど、なかなか行かないものですね。
いつかは秋の京都を満喫しながら、Ｇ�鬼兩錣靴討澆燭い任后�
第32回 マイルチャンピオンシップ (Ｇ��)
京都競馬場 芝1,600m 3歳以上 国際 定量
今でこそ当たり前になった国際レースですけど、
このマイルＣＳは元祖国際レースのひとつ。
このレースの開設等当初といえば、ニホンピロウィナーなど、
この距離体系だからこそ活躍できる馬が台頭するケースが
よく目立ちました。ニホンピロウィナーは、
第１回大会に続けて、いきなり第2回を連覇するなど、
「マイルだったらルドルフにも負けない」と言われたのは、
このためなんですね。結果的にマイル路線という距離体系の
重要性を如実に物語る結果を生むことになります。
それ以降も、ノースフライトやタイキシャトル。
デュランダルやダイワメジャーなど、数多くのマイル王を
生み出した、マイル王への登竜門といえるレースです。
マイル(1,600ｍ)という距離は、とても中途半端な距離。
近年でいうところの、ダイワメジャーのように、
2,000ｍ前後で争われる中距離系のレースや、
1,400ｍ以下で争われる短距離系のレース。
そのそれぞれでの活躍馬にも優勝のチャンスがある距離なんです。
だからこそ、マイルには意外とライバル多くて、
この路線を決まった顔ぶれが制することは、なかなか難しい
といえるようなレースになりました。
さて、新しいマイル王は誕生するのでしょうか。
8枠16番 モーリス
今年の安田記念優勝馬です。今年のマイルＧ��2連覇を
目指す馬ということになれば、もちろん人気にはなるでしょうね。
気になるのは安田記念後5か月の休養に入り、いきなりの鉄砲使い。
大丈夫なのだろうかと思うのですけど、この馬は意外と
長期休養後の鉄砲使いにも強い馬のような気がします。
昨年5月の白百合ステークスから丸8か月休養して、
鉄砲使いした若潮ステークスから一気に4連勝で
安田記念を制しているのですからね。
父がジャパンカップ優勝のスクリーンヒーロー。
何年前でしたっけ？ 懐かしいです。ウオッカや
ディープスカイをおさえて優勝したＧ�鞠呂任靴燭諭�
それで母父がカーネギー。こちらは凱旋門賞場です。
血統でいうと、父がロベルト系にあたり、
母系はノーザンダンサー系。カーネギーの父が
サドラーズウェルズですから、いきなりのっけから、
クラシックディスタンス(2,400ｍ)のスペシャリストという
距離適性をうかがわせる馬なんです。
でも、実績が物語っていますものね。マイルでさらに活躍を。
5枠10番 フィエロ
モーリスに比べると、こちらの方がよっぽどマイル向き。
それは血統を見ての印象です。父がディープインパクト、
母系がデインヒル系ですから、典型的なマイラータイプです。
そんな馬であれば、もちろんグリグリの一番人気でしょうに…。
と思うのですけど、気にかかるのは重賞未勝利ということ。
この丸一年での重賞成績は、マイルＣＳ、安田記念も含めて、
2着2回、3着2回に4着と6着。これだけの成績でいながら、
なぜ勝てない！？ というのがこの馬の一番の不安要素。
勝ちきれないというのは、馬自身の競争心が不足していることが
考えられたりもするので、こればっかりは自身の競争能力だけでは
判断できないんです。ただし、昨年のマイルＣＳ2着も含め、
これだけ当たり前のように重賞で上位着順になるのは、
力のある証拠。この力が爆発すればもちろんＧ�鞠呂砲世辰董帖�
3枠5番 イスラボニータ
忘れてはいけない昨年の皐月賞馬です。
皐月賞ということは中距離(2,000ｍ)のレース。先ほど言った
マイルに十分対応できる距離適性を持っているといえる馬です。
確かに父がフジキセキ(サンデーサイレンス系)ですし、
母父がコジーン(フォルティノ系)なので…といっても、
フォルティノ系ってイメージがわかないですね。
この母父のコジーンがＢＣマイルの優勝馬で、
このコジーンからは安田記念優勝のアドマイヤコジーンが
輩出されています。なるほど確かにスピード重視の
配合だといえます。
それでいて、皐月賞で優勝したように中山競馬場の
小回りな競馬場でも器用に立ち回るし、東京競馬場でも
天皇賞で2年連続して3着に入るなど、
ロングスパートでも対応できる多様な対応力が
この馬の魅力なんです。
不安要素があるとしたら、新馬戦以来約2年ぶりのマイル。
しかも意外にも京都競馬場は初めてなんでね。
でも、この馬の器用さと、先週優勝した蛯名騎手の
巧みな手綱さばきがあれば…。
7枠15番 ダノンシャーク
去年のマイルＣＳ優勝馬です。
とにかく心配なのは、それ以来今年はどうしちゃったのかしら？
という心配なんです。決して悪すぎる結果ではないのですけど、
どうにも去年優勝した時のような覇気がないんです。
やはり7歳と、人間でいえばミドルの年に差し掛かっているので、
力の衰えはやむを得ないことなのかもしれません。
父がディープインパクトで、母父がカーリアン(ニジンスキー系)
ですから、フィエロと同じように明らかにスピード重視の
配合を考えた血統です。こういうスピードを重視した配合は、
スタミナ面で心配なところも持ち合わせますから、
長距離よりもマイルの方が向いている配合といえるわけです。
さて、この年でマイルＣＳ連覇はあるでしょうか。
4枠8番 サトノアラジン
またまた出ました。血統と近走での成績で、やはりどうしても
気になる馬。でもこの馬にも悩ませてくれる要素が一つ。
そうです。フィエロと同じ重賞未勝利馬なんです。
血統構成を見ると父がディープインパクト。
母父がストームキャット(ノーザンダンサー系)という配合。
ストームキャットといえば天才中距離馬ジャイアンツコーズウェイを
輩出したやはりスピード能力の高い馬です。
この配合もマイラータイプには割とよく見られる組み合わせで、
好成績を残しています。近走の成績も重賞で2着2回。
条件戦やオープンレースなら優勝があります。
つまりこういう馬の場合、フィエロと同じような心配をしなくては
なりません。もちろん重賞以上ともなると、ライバルたちの迫力が
違います。そんな迫力に気おされてしまう性格があるとしたら、
どうしても大舞台で活躍できないという心配が付きまとうわけです。
お馬さんだって生き物ですからね。
こういうところが機械を用いたレースと違って面白いところなんです。
復活があるかしら。と期待しちゃうのが
8枠17番 ロゴタイプ 一昨年の皐月賞馬です。
つまり２世代の皐月賞馬がそろい踏みしているんですね。
この馬だって、皐月賞だけで終わるにはもったいない馬ですから、
ここでもうひと華…という期待がかかります。
もう一頭 7枠14番 トーセンスターダム
これだけの馬がいまだにＧ�鞠呂砲覆辰討い覆い海箸�不思議です。
オーストラリア遠征で上位入着の実績を上げてきた力を生かして、
ここ一番勝負してほしいところです。
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