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2015年11月20日14:48

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そして誰もいなくなった。

■「切ない」「不覚にも感動」 マック閉店ポスターが話題に 後ろ姿で手を振るドナルド「See you」
(ウィズニュース - 11月20日 07:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=3721189

ドナルド・マクドナルド氏の退場、の
ようにも見える。

そう、今までマクドナルドには色々な
キャラクタがいた。
ビッグマックポリス、グリマス、
ハンバーグラー、バーディ、
フライキッズ・・・。

彼らは皆、消えてしまった。
「退場」したのだ。

幼少の頃、マクドナルドはスペシャルな
物だった。戦争は遠く過ぎ、経済は
復興したが未だアメリカは「遠かった」時代。

遊園地のような華やかな店舗に
色とりどりのキャラ達、家では
間違っても食べられなかった
カラフルな包み紙に包まれた
ハンバーガ・・・(後、「親があまり
食べさせたがらなかった」処も
ポイントかな、と思う)。

全てがキラキラして目に映ったもの
だった。

だがやがてその魔法の時代は終わり。
マクドナルドは「安飯」の代名詞になり、
様々な趣向を凝らした店舗はどんどん
標準化、平均化され。

ドナルド以外のキャラ達も「消えて」行った。

最早、マクドナルドについたネガティヴ
イメージの垢は、取れない程こびりつき、
魔法の時代を更に風化させる。

これは、マクドナルドという一ファストフード
店の凋落、という単純な話では、
在りし日に「マクドナルドに行く事」か
「スペシャルだった子供」だった人々には
無いのだろう。

だが、時は過ぎ。

我々はドナルド・マクドナルド氏の
背中をこうして見る。

彼は去るのだろう。

そこに、在りし日の仲間たちが
いてくれるだろう事を。

願う。
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