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2015年11月04日00:57

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空中分解の原因は主に爆弾破裂や金属疲労

操縦室の音声が記録されたボイスレコーダーが解析されれば、機体の異常を知らせるアラームが鳴り響いていたかどうか、パイロットが異常を認識していたどうか判明する。しかし異常を示す音声が何ら記録されてなければ、空中分解は突如として生じた公算が大きい。

貨物室の扉が吹っ飛んだり金属疲労によって機体の外壁部が損傷したり爆弾によって機体に穴が開くと急減圧が生じる。こういったことはフライトレコーダーに記録されるが、機体の損傷が電気系統にも及ぶとフライトレコーダーやボイスレコーダーの記録はその時点までとなる。

機体の損傷が油圧系統にも及ぶと飛行不能となる。但しエンジンが生きていれば左右のスロットレバーを調整して飛び続けることはできるもののエンジンの損傷次第によっては非行は困難となる。このような緊急事態にパイロットが対応できないと飛行機は急降下し、機体の強度を上回る圧力がかかると飛行機は空中分解する。

爆弾が破裂したかどうかは機体を調べれば判明する。爆弾破裂の痕跡が見つからなければ次に疑われるのは金属疲労である。金属疲労も機体検査で調べることができる。そうして機体の各部を隅々まで調べても異常が発見できなければ残りはヒューマンエラーとなる。つまりはパイロットの操縦ミスということだ。

CNNの記事に以下のものがあった。
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墜落機を運航していたロシアの航空会社コガリムアビアの幹部は同日、モスクワでの記者会見で、技術上の故障や人的ミスの可能性を否定。空中分解を説明できる唯一の原因は、機体への「力学的、物理的な衝撃」だと述べた。この発言は、外部から何らかの力が働いたという意味にも解釈できる。
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いつの事故の時でも航空会社は責任を免れようといち早くヒューマンエラーを否定しようとするものである。しかし実際にはどうであったかは航空機事故調査委員会の報告を待たないと判明しない。事故調査には時間がかかるので調査途中で中間報告が行なわれる場合があるが、最終報告において中間報告が覆される場合もある。


ロシア墜落機、外部から衝撃受けた形跡ない=調査当局
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=3694201
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