最近、近所のバーのマスターから聞いた話。
自分が小学校高学年の頃、妹と親戚のおじさんの家に遊びに行ったんですよ。そんでおじさんのベッドルームでふざけてたら、ベッドの下から女のひとの裸の本が出てきたんで、自分はまだ思春期じゃなかったんですけど、なんか本能的に、
(あ、これはそっとしておかなきゃいかんことだ)
と思ったんですけど、まだちっさかった妹は、自分が止める間もなくおじさんに「これなーにおじちゃん!」って聞いちゃったんですよ。そしたらおじさん、だいぶ困ったんでしょうね。こういったんですよ。
「それはね、おじさんの、だいっじな、下敷き」
でも、今にして思えば、あれ、宮沢りえの『サンタフェ』だったんですよね。表紙硬かったし。
DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f2.8 1/30
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