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2015年10月04日18:29

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天中殺かよ

 どうも今年は天中殺のようだ。次から次へと悪いことが起こる。まあ何とか冷静に切り抜けようとしているのだが、ともかく疲れる。こういう時頼りになるのは実は習慣だなと思うこの頃。

 もうほとんど無意味とも思える習慣で僕の生活は成り立っている。

 テレビをダラダラ見ない。決めた番組だけを録画しておいて後から見る。WiiのWiiFitPlusを気がつけば千日くらい、断続的にではあるけど続けている。昨年の冬、体重が69kgに突入し、さすがにヤバいと思い、漢方薬を飲み続けている。現在67kg、冬物の衣類を出してみたら腰回りがだいぶ緩くなっていた。

 任天堂DSで“美文字トレーニング”と“頭を鍛える大人のDSトレーニング”を続けている。確かにやる以前より字は綺麗になったと思う。俳優の名前が出てこないとか、会社のPCのパスワードをど忘れしたりとか、時々呆然とする物忘れはあるが、それでも今のところ日常生活に支障をきたすところまではいってない。WiiもDSも3Dとかの新機種にとって代わり、店頭からは姿を消しているけど。

 今年に入って始めた、射撃の趣味は隔週土曜日のペースでまだ続いている。それで集中力の強化、ボケ防止につながっているかはわからない。それとかわりばんこの隔週のプール通いの方はさぼりがち。Jリーグの試合とぶつかって総合公園の駐車場に入れないのが主な理由だ。

 毎週ロト6を千円分買い続けているが、5等の千円さえ滅多に当たることはない。煙草は週に一、二本といったところ。就寝前の一時間はお酒をちびちびやりながら、マッサージチェアーに座り本を一時間くらい読む。トイレでピーナッツブックをぶつぶつ音読する。週に一本映画を観る。mixiに日記を書く。

 「自分の思ったことをすぐ口にするな」というゴッドファーザーの教えをできる限り実践すべく、その場では自分の考えていることは出来る限り表明しないようにしている。思ったことをすぐに口にして、物事がうまくいったためしがほとんどない。考えはワードで文章化して一晩寝かし、その上でしかるべき時に伝えるように心がけている。それでうまくいくかというと、確率はせいぜい半々といったところだ。

 「砂猫さんっていつも冷静ですね」と言われることはある。でもいざとなると声が出なくなるくらい体が震えてしまって役立たずになることは自分でよくわかっている。線が細い。器が小さい。不遜な態度にみえるのか、年長の人間に嫌われる。

 時々、自分の人生ってなんてつまらないんだろうって自己嫌悪に陥る。いやいや、全然ましな方じゃんと思いなおす。その繰り返しの中で、確実に歳だけはとってゆく。

 今週の映画は「ソロモンの偽証 前編・事件」を(監督:成島出/出演:藤野涼子、神原和彦)を観ました。1990年12月25日のクリスマスの朝、城東第三中学校の校庭で2年A組の男子生徒・柏木卓也が屋上から転落死した遺体となって発見される。警察は自殺と断定するが、さまざまな疑惑や推測が飛び交い、やがて札付きの不良生徒として知られる大出俊次を名指しした殺人の告発状が届き、事態は混沌としていく…。

 宮部みゆきの原作の映画化で今まで成功している例を観たことがない。あれだけの面白い原作を、原作に忠実に映像化していれば面白くならないわけはないと思うのだが、どの監督も変に自己流の解釈だか何だかを付け加え、せっかくの材料をぶち壊しにしてばかりいる。故人のことを悪くいいたくないが、森田芳光監督の「模倣犯」は僕が観た映画のワースト3に入るくらい酷かった。小泉孝太郎主演のテレビドラマ、杉村太郎ものは初めていいなと思っていたが、「八日目の蝉」の成島出監督のこの映画は時代考証なども含めて原作にほぼ忠実な出来で、とても良かったと思う。実力派ぞろいのキャストが織りなす人間劇はやはり深みがある。特に塚地ちゃんには泣かされてしまったな。さらに後編に期待したい。
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